>> 灰さま ははは、哀しいな、爺はそれ程狭量に見えるか。( 双眸細めて冗談を、 )月は永遠に夜を照らし続けるが、俺の与えられた肉はいつか滅びる。であれば月より、俺を眺め、言葉を交わし、時を刻んで欲しいものだ。よいだろう?主。( ゆるり小首を傾げ問い ) うむ、俺は何方でもかまわんぞ。しかし今夜は冷えると聞いた。夜風に冷えぬように羽織物を持って行け。( 笑み浮かべては頷き、 )