三日月宗近 2017-01-29 17:59:07 |
通報 |
>> 花音さま
( 唐突に投げられた感謝は文脈を得ない物。目を丸くしては己が何か特別なことを言っただろうかと首を傾げるも心当たりはなく。意図せずしてなんらかの影響、その上良いものをを与えられたのならそれもまた良し。朗らかに笑んで“ それは良う御座いました ”と心地良さ気に目をきゅと狭めつつ撫でられて。自身のやるべき事をこなしておきながらも罪悪感に囚われて弱気を零す姿は己の瞳には卑屈である様に映る、“ 適材適所と云うものですよ、ぬしさま。喩え我々がぬしさまと同じ仕事を遣れと言われても出来ませぬ。ですから無用な事で貴女の御心を痛めつけないで頂きたい。 ”それをどうにか取り除こうと言葉を尽くすが果たして眼前の御人の心まで届くという確信は持てず。愛らしくも此方に寄り添ってきた小さな頭を撫ぜ髪を梳く仕草には宥める意図を織り交ぜては。髪を揺らしながら応じるように笑みを浮かべ )もちろんですとも。今度などと言わず毎晩毎夜、私にお任せくださってもよいのですよ。
トピック検索 |