ノクティス 2017-01-28 19:21:40 |
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(一振りに続いて二振り、三振りと遊び半分で飛沫を食らわせる。相手の手元のカメラに潮水がかかろうが気兼ねなく両手で水を掬い上げては、不意を突かれてひょろっと身体のバランスを崩しかける友人の姿がなんとも面白く。吃驚する反応を見ていられるのも今のうち、こうとなれば次は仕返しがやって来るだろうと、そう先読みして波打ち際から少し離れた砂浜の方へ回避するはずが、しかし。歪みつつある地面の不安定さに気を取られてか、かなり命中的に顔面にヒットしてしまう始末で)
うっわ、冷てッ…足でとか無いだろ…!
(潮水が目に入り数回瞬きを繰り返せば、視界を改めて。衣服が濡れてしまおうが構わない、残る体力を使い切るまで本気の水掛け合戦を開始しようと踏みとどまれば忽ち、シャッターを切った音が。「あっ ちょ、おいこらプロンプト!」夕日を拝んでいた際にも撮られてしまう。何度もと死角を狙われるばかりで流石に腹が立ってくれば、反撃する以前にカメラを取り上げようと相手の元へ駆け寄り、腕を伸ばして。「…やべっ」これがまた不注意にも、足を挫いてしまう。どさくさに紛れて身体がよろけ、お決まりのパターンといった感じに友人に向かって支えの肩にもたれかかろうとするも、勢いつけ過ぎたおかげで重心を崩し、がむしゃらにドシャッと押し倒してしまい)
……って…。 …は、悪い!怪我させたか…?
(彼を巻き込む羽目となったが、運良くも転倒の際に少なからず頭を支えてあげることができた。足元は半分ほど上乗せる形になってしまったが、上体は差ほど重みにはならなかったはず。地面が砂のクッションで多少の衝撃は免れたが、やはり心配だと彼の上から退けて頭をそっと起こし、上体起こそうとゆっくり腕を引きつつ心許なげな表情で顔色を見下ろして)
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