ノクティス 2017-01-28 19:21:40 |
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そ、んなの…オレだって同じだよ。隣に居るとすっげー落ち着く。オレの定位置、って感じ? 隣に居るのが当たり前っていうか…。
(暮れゆく夕日を眺めながら、思う。なんだかんだで照れ屋というかシャイな友人が、まさかこうして素直な様を見せてくれるとは。これぞ恋人特権というやつだろうか。じわじわと胸が熱くなる感覚。胸中には恥ずかしさが過ぎり、けれども話が出来る幸せがそれを優に追い越して。握り返された手から少しずつ体温が一緒になってく。少々熱いぐらいで、丁度いい。)
…それにオレの方こそ、いっつもドキドキさせられてる。片思いの頃からノクトの一挙手一投足にどれだけときめいてたか、ノクトは知らないでしょ。
(心は熱いのに酷く凪いでいて、それがまた何とも心地よくて。いつもの快活さは、今は沈めておく。こんな黄昏時には必要無いのだ。声量はいつもより控え目に。声音には、いつもよりも静かに、柔らかな穏やかさを纏う。繋いだ手を軽く引く。自然と浮かんだ微笑みはそのままに、顔を逸らした相手を愛おしげに見詰めては)
――…ね、そろそろあの釣り場に行こっか。ほら、あの桟橋。夜も近いし、釣れる魚の種類がそろそろ変わる頃合でしょ? それに写真、もっといっぱい撮らせてほしいんだ。オレ、ノクトを撮りたい。
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