ノクティス 2017-01-28 19:21:40 |
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あーっ、ストレッチしてたならついでに起こしてくれれば良かったのに!
(確かに約束通りチェックアウトには間に合っていたが、それでも起きた時間はぎりぎりだった。目覚ましをかけ忘れていたからだ。飛び起きて慌てて支度をしたことは記憶に新しい。文句を言うように言葉を返すも、相手の身体に不調がないと知ってとても安心した。わしゃりと頭を撫でられる感覚にきゅっと目を瞑れば、直ぐに離れゆく彼の手を惜しく思い。席を立つ相手を目線だけで追う。…もしかして呼ばれてる? 直感とか経験則とかその他諸々。そういった感覚が導き出した思考に思い切って身を任せては、己も同じように席を立って「それじゃ、オレも写真撮ってくるね」と。今日のことを悪いと思っていたのか、酒を煽るグラディオは何処か苦々しげな困った顔で“おう、気ぃつけてな”と声を掛けてきた。その言葉にこくりと頷いては「はいはーい、行ってきまーすっ」と満面の笑顔を見せ、途端に身を翻しては親友の元へと駆け出して)
ノークトっ、オレも着いてくよ。
(待って待ってと言わんばかりにぱたぱた足音立てて追いかけては、慣れた風で親友の肩をぽんと叩いてそのまま彼の隣を占拠。歩幅は微妙に違ったりもするけれど、同じ速度で歩いていれば自然と足並みが揃ってしまうというもので。そんな足元の不思議な現象を面白そうに眺めては、手に持ったカメラを構えるふりをしながらにこりと笑って)
写真、今日はあんまり撮れなかったからさ。出来れば今から撮らせてほしいなっ。
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