衰退未来都市 [人数制限無/3L]

>レオン
行く。
(相手の提案に相手の葛藤など意に介さず食いぎみに返事をする。正直今から据え置き型ロボットのCharlyを背負って宿を探す気力など残っておらず野宿も覚悟していたところで提案に乗らないと言う手はなく。目を回したままで静かな背中に安心しながら重い足を引きずりながら小走りでレオンにおいつく。「助かる。ありがとう。」と軽く礼を言う姿は背中のロボットを除けば昔と何一つ変わらず。)

>>リカルド

..ああ
(孤立して生きてきた自分が他人から礼を言われる事など何時ぶりだろうか、況してや昔の相棒に言われる等考えてもおらず不自然に間を開けた後に返事し。先程の銃声を聞いてから付近には屍体が多数集まっており、此方に手を伸ばしてきた屍体の頭を斧でかち割りつつ、早足で大通りを進み。とある家の庭にある地下核シェルターの前で足を止めると片手で思い扉を開いて下へと続く階段を下りて。「世界の終わりを信じてた頭のイカれた司祭者の家だ。そいつは正しかったワケだが此処に居ないことを考えると身の守り方を知らなかったみたいだな」毛布や医療品も揃っていたシェルターは横長で、意外と広く。

>レオン
言ってやるな。それでお前は助かってるだろう。
(相手の容赦ない司祭への批評に苦笑で返すと中の設備に目を丸くしてやっと目が覚めたCharlyの『すゲー!お前のボロ家とは雲泥の差じゃねーカ!お前も掘れヨ!』という無茶ぶりに「できるかポンコツお前が掘れ。」と家主の心中とは不似合いに賑やかに主に甲高いCharlyの声を響かせながら部屋の中腹ほどまで進み家主に「荷物はどこに置けばいい?」と至極最もだがやけに生活感のある質問をし)

>>リカルド

適当に置けばいい。誰も盗らない
(簡易棚やテーブルを指で指し示しては肩竦め。救急箱を取り出すと自身で傷の位置を触りながら確認して、ぱっくりと開いた傷を雑にテープで止めて。鏡が無いために随分とぐちゃぐちゃな処置になったが気にすることもなく折りたたみの椅子に座り。「大通りの様子から察するに数日はここから動けないな」深いため息を吐きながら

>レオン
ん、おう。雑にやると跡残るぞ。傷借せ。
(荷物をテーブルの上に置き、Charlyを出入口の横に立たせるとなにやら荷物の中身を出していたが、レオンのぐちゃぐちゃになっている処置に目をとめ。開いたままの救急箱から手馴れたふうにピンセットと消毒液とガーゼを取り出しながら頭出せというジェスチャーとともに上記を有無を言わせない笑顔ではっきりと伝え。「お前の言う通り数日動けなそうだ。世話になる代わりだ。」と自分の分の折りたたみ椅子をレオンの目の前に置き向い合せで座りながら。)

>>リカルド

額に傷跡なんってかっこいいだろ
(正面に向かい合う形で座った相手に苦笑いを零し、巫山戯たように上記を述べるも 有無を言わせない相手の圧力に溜息を漏らしては渋々と額見せ。居心地悪そうに視線を逸らしつつ早く治療が終わるようにと祈り。「..食料が足りない。此処にあった非常食は殆ど俺が食ったし、せいぜい残ってて1人分だ。後はさっき手に入れた缶詰もあるが..数日間男2人で過ごすにはちと厳しいな」自身が床に投げ捨てたボストンバックを眺めながら話し

>レオン
お前は思春期のガキか!
(相手の言葉に笑いながらツッコミを入れ適当に貼られているのを無言で勢いよくべりっ!っと剥がし「食料は俺がいくらか持ってる。2人で食ってもあと一週間は持つ。最悪最低最後の手段だがここら辺の金持ちにコネもある。」と嫌そうにしながらテキパキと消毒液で血や汚れを流しガーゼを当てテープで固定する。みるみるうちに手当を終えるとちゃんと手加減しながらべシンと傷を叩き「あとは傷を保つことが大事ですな、レオン君!」と昔所属していた班の保健医の真似をして見せて)

>>リカルド

俺はアイツは嫌いだ。..どんなに軽傷でも怒る
(相手が真似した軍医の顔を思い出しては顔を顰めて、悪戯が見つかった子供の様に拗ねてみせ。礼を口にする代わりに相手の頭をくしゃりと撫でては椅子から立ち上がって「なら、なるべく節約して食べていこう。最悪の事態はお前も避けたいだろ」地下シェルターの為地上に繋がってる扉を閉めてしまえば光は無いがこの家の庭にある簡易発電機のおかげでランプを2個つける程度の電気は賄えており。ランプの薄暗い灯を灯しては閉鎖的で狭ぐるしいこの空間から救われる様に深く息を吐き

>レオン
お前よく怒られてたもんな。あいつはこの前あったぞ。しぶとく生きてる。
(口を拳で抑えクックッと笑いながら自分よりも傷が多くて怒られてばっかりだった相棒を思い出して懐かしそうに呟き、頭を撫でられると「お前と違ってちゃんとセットしてる髪なんだけどー」と不満げにガシガシとかきながら整える。伸びをしているレオンを横目にまだ整理が途中だった鞄の中身を出しながら「少ないけど酒もあるぞ。」と瓶を数本出してランプの光にかざして見せ)

>>リカルド

..さすが人脈が広い奴は違うな
(自身はこの世界になってから会った知り合いは相手が初めてだというのに何とも無いように言ってのける相手に嫌味にも似た返答をし。ランプに照らされる瓶を見つめては嬉しそうに顔を若干緩めて「最高だな。待ってろ缶詰開ける」先程の迄の節約という考えは何処に行ったのか早速今朝見つけたスパム缶の封を切って。

>レオン
...まあ世界が変わってもそれが俺の生き方だからな。
お前はあれからどうしてたんだ。呑みながら教えろよ。
(相手の皮肉に少し寂しげに笑い瓶を開け、トポトポと心地よい音を響かせながら金色の液体をグラスにつぐと片方をレオンの椅子の前に起きながらスパムの準備をする相手をじっと眺める。今まで会った昔の知り合いや死んでしまった知り合いを思い出しこいつもやはり苦労したのだろうなとぼんやり思い浮かべ眉尻を下げ)

>>リカルド

...イズネラでの作戦の後、そのまま宛もなく移動した。S.W.A.Tの装備を着けたままだったからだろうな大勢の人間に助けを求められたんだ
(話すべきから迷うように逡巡するが、此方が相手の事情を知っているのに相手に知らせないのは公平じゃないと判断すれば重い口を割り。思い出したくもない記憶が頭の中に蘇ってくればそれを遮断するかのように目を閉じ「最初はそいつ等を守る為に戦った。小さい子供も女性も老人もいた。...でもその内自分が着ていたS.W.A.Tの装備が何もかも血に濡れてることに気づいた。奴ら(人工知能)の血じゃない、アイツらは血なんて出ないしな。俺は結局誰1人として守りきれてなかったんだ。だから..装備も何もかも捨てた、S.W.A.Tは過去の遺物だ」

>レオン
...そうか。
(相手が想像以上に詳しく話してくれたのを驚きつつも神妙に頷き、自分も死ぬか生きるかの瀬戸際で自分だったら救おうとしただろうか、と孤独ぶっているのにそうやって赤の他人を守れなかったことに心を傷める相手への劣等感に顔を顰め。ぽつりぽつりと「慰める気はないが。お前が守ったわけではなくてもお前が時間を稼いでいる間に逃げ切れた奴が1人くらいいるかもしれない。それはそいつの親や友人やそいつが死んで悲しむヤツも救えたことになるんじゃないのか。」と自分が唯一守りたかったお節介な少女を重ねたため、くさいことを言ってしまったかと照れくさくなり相手の表情をちらりと伺い)

>>リカルド

...まさか、お前の口からそんな言葉がきけるとはな
(ぱちりと1つ瞬きを落とした後驚きが隠せないような素振りで口を開き。相手が昔から他人に対して一線を引いている事には気づいていたのでこの世界になった事で自分とは異なり相手にとっては良い変化があったのだと薄らと口角を上げ。照れ臭そうに此方を伺い見る相手を微笑ましく思いながら「有難うな」と礼を口にし。

>レオン
酒がまわっただけだ。
(相手の態度を見てやっぱりガラにもないことを言ってしまったと心底後悔しながら仏頂面で酒をあおりスパムを口に放り込んで飲み込んだがまだおさまらなかったようで「慰めてないから礼なんぞいらん。その緩んだ顔もどうにかしろ。」と吐き捨て笑顔の相手の顔を見て苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ)

>>リカルド

怒るなよ
(久方振りに喉を通るアルコールに上機嫌になりながら子供の様な相手の態度にくすくすと肩を揺らして笑いを堪え、降参を表すように両手を上げ。「ベットは一つしかないからお前が使っていい。俺は見張りを兼ねて床で寝る」Qにも眠いという感情があるらしく途切れ途切れに「P...p..」と鳴いているのを聞いては寝床の説明をし。

>レオン
そりゃ聞けない相談だな。俺はどうせ野宿覚悟だったんだ。それに比べりゃこの床だって高級布団に見えらあ。
(先ほどの照れ隠しも兼ねて勢いよく床に突っ伏し額をぶつけその反動で起き上がると「俺の見張りじゃ不安か?だがすっとこどっこい問題ない。Charlyは24時間365日起動し続ける最高の見張り番だ!言葉も通じるしな!」と力いっぱい語ると急に怪しいテンションになったリカルドに『うるせエ!酔っ払イ!確かにオレは見張りもできるけどヨ!』とずっと静かだったCharlyが反応し家の主おいてけぼりでギャーギャーと喧嘩になり)

>>リカルド

なあ..わかった、わかったから聞けっておい
(何処で変なスイッチが入ったのか急に饒舌に喋り出した相手と元から饒舌なその相棒との騒がしい遣り取りに苦笑いしながら落ち着くように声をかけるも聞き入れてもらえる様子も無く。止める側としても苛苛した為に近くにあった空の瓶を床に勢いよく叩きつけ。響いた硝子が割る音に場は1度静まり返り「...取り敢えず落ち着けよ、な？」自覚してないだけでこちらも酔っているのか明らかに落ち着いた方が良いのは自分であるのにも関わらず上記を述べて首傾げ。

>レオン
すまん悪かったもういい寝よう。床に。
(完全に自分よりも変な世界へ逝ってしまっている相手の座った瞳に酔っ払ったままのものの変な方向に落ち着き何故か床にそのままCharlyの足(?)元に寝転ぶと先ほどの家主を床に寝かせられない発言はどこへやら「冷たくて気持ちいいぞ？」と手招きをして。『いや本当にお前ら酔ってんナ!?瓶割るなヨ!家主床に誘うなヨ!?』と外の世界の緊急事態とはあまりにかけ離れた体たらくにCharlyの顔のディスプレイが白黒し)

>>リカルド

..悪くない、S.W.A.Tの仮眠室のベットよりもマシだ
(相手に手招きされるがままに隣に寝転び、低く唸った後感想を述べ。頭上で忙しなくツッコミをしているCharlyに手を伸ばすと「夜の間頼んだぞ」とぽんぽんと優しく撫で。その3人の様子を見兼ねたQがコロコロと転がってきては頭のすぐ側へと止まって。結果的に4人で狭くくっ付いて寝る形となったが満足しているのか段々と微睡みの中へと落ち