松野家の六つ子 2017-01-24 01:53:22 |
通報 |
¦ 末弟
ふぐぅっ、十四松兄さんがこんなにも可愛い…!!( こちらの言葉に、嫌がるどころか満面の笑みを浮かべ、更には頭を擦り寄せてきたことで心の中の声はあっさりと露呈して。その間も頭を撫でる手はとめず、さらさらの髪へ指先差し込みながら兄の発言に頷き同意しようとしたが。次男の下を向いた顔に気が付けば頷こうとしていた頭を無理矢理左へと傾け、視線は明後日の方向へ。なんとかその場しのぎの言葉発すれば、長男の言葉に再び視線を次男へと戻して )いや~…。でも、一松兄さんって上には結構無頓着というか。いくら怪我してたり熱だしてたりしたって、ここまで世話焼かないんじゃない、かなぁ~!?
¦ 四男
…なら四人で行ってきて。俺今から外出るの面倒だし、見たいテレビあるからカラ松と残る。( 恐らく彼は、自分たち“五人で”戦闘へ行ってこいという意味合いで言ったのだろう。しかし、こちらは彼一人を置いて外へ向かうなど端から考えてはいない。無論、別に外に出るのが面倒な訳でも、見たいテレビがある訳でもない。ただ少しでも彼の隣にいたい、その純粋な気持ちだけだ。もぐもぐ、と静かに唐揚げを咀嚼しながら、無表情に、けれど確固たる決意を持ってそう発言して )
¦ 三男
ったりめぇだろ!トト子ちゃんにちょっかいだしたらマジで沈めるからな!!( こんな他愛ない会話が、心の底をほくほくと温める。ああ言えばこう言う相棒に、先程まで動かなかった口も元に戻っていてそう返せば。ふと、俯いた次男に気が付くもその真意は図り知れず、長男の言葉に彼はどうするのかと様子を窺って。…が申し出された言葉は彼を置いていくという選択肢で、さすがに怪我人一人を置いて出れないと却下しようとした刹那、四男からの迷いない言葉に一瞬面食らうも、小さく笑いながら )……じゃあ、一松にお願いしようかな。カラ松のこと宜しくね。
( /…これほんとに流行ってた?てか、あんた俺以外の奴にもこんなことしてたの?( じっ、と瞳見詰めたまま )~…わ、わかったからいい加減やめろ、( 赤い頬のままじとっと見詰め )…あんたのさ、その小声わざと?可愛すぎるんでやめてもらって良いですかね。( 頭ガシガシ ) )
トピック検索 |