松野家の六つ子 2017-01-24 01:53:22 |
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五男
トッティ、僕のおとうと。かわいいんだ…えへー、ありが盗塁王!(自分にとっては唯一の弟である桃色の彼が可愛くて仕方がないが、反対に可愛いと言われて拗ねることもなく素直に受け止めると撫でてくれる手に自ら頭を寄せて礼を述べ。ふと周りの雰囲気に気付くと自分も視線を相棒と次男に向ければ、少し考えてから嬉しそうに口元に笑みを浮かべ)一松にいさんは、すごく面倒見いいんだよ!いつも、ぼくの面倒も見てくれる。
長男
今日のチョロ松と一松怖すぎ~なんて(露骨に威嚇してくる相棒を見ればさっきまでのシリアスムードも何処へやら、わざと煽るように告げるとそれに返してくれることが今の自分にとっての気持ちの安定剤。更には弟たちの雰囲気もとても穏やかでいつものような日常、そんな中で何故か俯いてしまった次男の様子に気付くと眉間に皺を刻み込み、理由は分からないが何か思うことがあるのだろうと感じると、ちらと柱時計を見る、時間は既に八時過ぎ、いつもより遅い夕飯だから仕方はないがこの後の予定を考えると次男へと声を掛け)…そういや、カラ松風呂は?お前、そんな状況じゃあ銭湯行けないだろ?
次男
(三男の言葉に、またこんな美味しい唐揚げが食べられるのかと嬉しく思いつつも兄弟の視線が集まってくるとどうしていいか分からずにとうとう俯いてしまい。三つ下の弟からの声が聞こえると顔を上げて、そうか、彼は弟には面倒見がいいのだと思うとその優しい彼に微笑むと同時に胸がちくりと痛んで、きっと今自分に対しての面倒見の良さもこんな風になってしまっているから、少し前まではそれでも良いとさえ思っていたのに、少し我儘になっている自分の気持ちに気付くと無意識に溜息を洩らし。そんな中で赤の声に顔を上げると自分の現状を思い、病院で言われたことを思い出して)…え、あ…、あぁ。腕は濡れないように固定しておけば入浴は大丈夫だと言われたが、まだ傷があるから暫くは体を拭くくらいにしておいてくれと言われた。だから、俺のことは気にせずにみんなで行ってきてくれ。
(/…も、もう…仕方ないな( うっ、と言葉を詰まらせるものの言い出しっぺの為、掴んだ指先に自分からも押し当てて )別に、本当のことを言っただけだし…、ほら、可愛い( ちらっと赤い顔を見て更になでなで )良かった。じゃあ、その方向で進めていこう。…お前が残ってくれないと困る、俺左手しか使えないし…( 小声 )
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