松野家の六つ子 2017-01-24 01:53:22 |
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ぐぇっ!!( 唇が触れ合うまで、あと数ミリ。あと僅かで触れそうだった唇は、突然の五男の乱入により遠く引き剥がされてしまい。それどころか、完全に油断していたこちらはまもとに受け身をとることも出来ず、突き飛ばされるがまま居間の床へべしゃ、と倒れ込んで。その様子を不思議そうに見詰める五男に倒れ込んだままの体制で目を向ければ、無表情のまま )…プロレス?
¦ 末弟
こっちはご飯とお味噌汁ね~?……って何この状況?( 五男に遅れ、お盆に人数分のご飯、味噌汁を乗せ居間へと訪れれば床にへばりつく四男と、気のせいか顔の赤い次男が目に入り。そのまま卓袱台にお盆を置き、先程まで四男が座っていた方とは反対側から次男の顔色を覗き込めば申し訳なさそうに笑い )~…カラ松兄さん、さっきは泣いちゃってごめんね?もう大丈夫だから!さっきはありがとね?
¦ 三男
( 漸く出来た晩ご飯、配膳は五男と末弟に任せ、ある程度の片付けを終えた自身は二階へ。結局晩ご飯が出来るまで下りてこなかった長男を呼ぶため、ゆったりとした足取りで階段を上っては。…きっと彼のことだから、弱い部分は誰にも見せず、一人の部屋で暗い色の瞳を湛えているのだろう。相棒なのだから頼れ、とは確かに思う。けれど、長男としての役割を彼が一人で担ってくれていることも知っているから、無闇にそう言い放つこともできず。相棒として、兄の内の一人として。自身に出来るのは彼の隣でただ黙って、支えることのみ。思わずこちらまで暗い思考を帯びてしまったことを払拭するように、スパーン!と勢いよく二階の襖を開けば室内の長男へと視線を向け )ったく、暇なら晩飯手伝えよクソ長男。
( /それは俺の役目だからね( ニヤァ )ん、ありがと。俺も他二人出しちゃったけど、大丈夫?( 頭撫でり )~~…まって、ちょっと破壊力が、( 思わず口許押さえ、赤い顔反らし ) )
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