松野家の六つ子 2017-01-24 01:53:22 |
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¦ 末弟
でぼっ、でもごんな゙怪我っじでるっ。ガラ松のこどっ、助げにいがなかっだ!!( もし、仮に元に戻るとしたって。こんなに深手を負わせてしまったのは紛れもなく自分たち。…痛かったよね、つらかったよね。そのことが余計涙腺を決壊させて、頭を撫でる優しい手をぎゅうっと両手で握り締めれば涙と鼻水でぐしゃぐしゃな顔を上げ )迷惑、いっぱい゙かけでよっ!!絶対迷惑なんて思わない゙っ!だから゙…~っ!
¦ 四男
~…うん、ありがと。十四松…~ッ、( こちらの言葉に、先程まで嫌だと叫んでいた相棒も、落ち着きを取り戻したらしい。背中に回った腕を認めれば、続いて伝えられた言葉に喉を詰まらせて。鼻の奥がツンとする、己が泣きそうなのだと気付けば、思わず黄色のパーカーの肩口に顔を埋めなんとか涙を堪えて。…次男がああなったのは、自分のせいだ。他の兄弟も物を投げたけれど、己が投げたものはそれらの比ではないくらい重いもの。きっとこちらの一発が致命傷になったのだとどこか確信すれば、そんな自分に泣く権利などない。耐えるように、こちらも相棒の背中へ腕を廻せば、パーカーの裾をぎゅっと握り締めて )
¦ 三男
…おそ松兄さんがサンドバッグなら、あいつ容赦しないだろうな。なんたっておそ松兄さんだし。( 茶化すような声の中にも、確かに決意を持ったような課題声色もあって、その話し方が彼なりの心遣いなのだと用意に察すればこちらも軽い口調でそう返して。…彼の言うことは最もだ。けれど、変なところで勘の良い次男は、果たして上手く騙されてくれるのかどうか。胸の中にまだ不安や動揺がぐるぐると渦巻いているが、自分だって兄。優しくて頼れる次男がいない今、長男の彼と三男の自分が頑張らなければ。と、自分を落ち着かせるようにひとつ息を吐き出せば、長男である彼を見詰め )─…わかった。僕は僕でカラ松の様子気にかけとく。…あと、あんたの様子もね、おそ松。
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