松野家の六つ子 2017-01-24 01:53:22 |
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あぁ、少しだけ…でも、大丈夫だ(誰かに介抱してもらうなんて子供の時以来だと少し昔を思い出していると幼い頃は気弱で自分や長男たちの後ろに居ることが多かった相手のことも同時に思い浮かべ、今はどちらかといえば単独行動を好むようになった相手、自分に対しての当たりが強いところもまるで甘え下手な猫みたいに可愛いと思っていた、そんな自分に対しての相手の日頃の態度が何故か思い出せずに他の兄弟が見れば驚愕であろう自分に優しくする相手に違和感はなく、唯愛おしい相手という気持ちだけが残っていて。後頭部に触れる手に反射的に僅かに肩を揺らすがすぐに落ち着くと左手を伸ばして相手のパーカーの裾を掴んで、固定された右腕を見ると横なるより座っていた方が体勢を維持しやすいと考えると申し出を断るが再び独りにされたくないと裾を握ったまま顔を見つめて)いや、この方が楽なんだ。…他の奴らはいいから、隣に居てくれないか?
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