___昔々、ある所に、桃太郎という英雄がおりました
「それじゃあ、鬼退治に行きますよー…」
___桃太郎は皆を苦しめていた鬼を倒し、人々を助けました
「なんでオレたちが鬼退治しなきゃいけないわけ?」
___鬼退治を終えた桃太郎は、いたって普通に家庭を築き、子孫を残しました
「そりゃぁ………僕たちがあの人たちの子孫だから…でしょ」
___時を同じくして、そのころセカイで活躍したのは桃太郎だけではありませんでした
「鬼倒したのは桃太郎だけじゃねぇか!」
___様々な国を巡り、旅行記を書いた男
「確かに旅行の中で小人とかには会ったかもしれないわ」
___亀を助けて波乱万丈、ハイリスクハイリターンな青年
「あん?んなバクチみてぇなことやってられっかよ。爺になったらどーすんだ」
___竹から産まれた箱入り娘も、他の人々と同じように、
「………私の祖先は戦ってすらいないのですが」
___家庭を築き、子孫を残していたのです
「そうよ!私たちがやらなきゃいけない理由がどこにあるってのよ」
___それからしばらく時が経ち、このセカイには様々な英雄の血を継ぐ子孫が残りました
「文句があるなら、勝手に活躍して目立って死んだ、」
___しかし、その子孫たちが、祖先と同じような人物とは
「自分たちの祖先を呪えよな!」
___本人たちにも、さっぱり分からないのです
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