匿名 2016-12-23 19:46:02 |
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(今まで崇められることはあっても好きだ嫌いだと言えるほど人間と関わりを持ったことはなく、それだけに好いて好かれた人間に抱きしめられていると思えばただしがみついている時よりも胸が温かくなり、ほくほく頬を上気させながらいつまでもいつまでもぎゅーっとくっついていて。ようやく見せた相手の顔は真っ赤に染まっており、そんな表情で綺麗と褒められればますます得意げになり「そうじゃろう?これが本当のわらわよ、もっと近う寄って見ても良いのじゃぞ?…そうじゃのぅ、何でもなにも皆お前様のお陰じゃ。お前様のくれた憑代と供物がわらわに霊力を与えたのじゃろうて」とふさふさの尻尾を撫でながら流暢に説明し)
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