匿名 2016-12-23 19:46:02 |
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(頷く相手の頭を子供にそうするように優しく撫で続け、「その代わり、勝手に弄べばまたお仕置きじゃ。あまりわらわを怒らせるでないぞ?」と釘を刺しつつも、内心あと一度くらいは良いであろうと甘いことを考えて。抱きしめられる代わりにバスタオルを渡されると、それを寂しそうに胸に抱えるが相手の言葉にはっと顔を上げ「…いなり…そうであったな、わらわとしたことが忘れておったわ…早う食べて力を取り戻さねばいかんのう」狐の自分が一時でも好物の存在を忘れていたことに驚きつつ、同時にそこまで心が人の温もりに飢えていたことに気づくと困ったような笑みを浮かべ。しかし次の瞬間には子供っぽい表情に戻って「夕餉を終えたらまた温もっても良いのじゃな?ふふ、いなりもお前様も楽しみじゃのう」ニコニコしながらいつの間にか乾いた巫女装束を纏い、相手の言う"今度"を勝手に夕食の後と決めつけて)
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