匿名 2016-12-23 19:46:02 |
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(相手の表情一つ、呻き声一つにびくびくと怯えつつ、相手の言葉に何とか頷けば足に負担がないよう支えながら人気のない場所を探して。幸いにも学校は自分の社のすぐ近くにあり、そこまで連れていくと惜しみなく力を使って相手を抱え上げ、すっかり崩れて廃屋のようになった社の中へそっと寝かせて「もう少し、もう少しの辛抱じゃ…痛みも傷もすぐ消してやるからな…」と言い聞かせながら今にも泣き出しそうな顔で傷口に手を当てて。神とはいえど大きな怪我の治療はかかり、その間にも不安や切なさが込み上げていっぱいになると「…何故あんな馬鹿な真似をしたのじゃ…」あんな女を庇う必要などなかったものを。そんな冷酷な心が見え隠れする呟きを思わず零してしまい)
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