匿名 2016-12-23 19:46:02 |
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(運良く、自分にとっては運悪く窓から転落することはなかった女生徒が起き上がる前にもう一度食らわせてやろうと手をかざすが、こちらに気づいたらしい相手と目が合えばびくっと固まって。逃げる間もなく手を掴んで屋上まで連れて行かれると、怒られる、嫌われるかもしれない、と先ほどとは別人のようにおろおろした様子で目を泳がせ「――し、仕方なかろう?一時でもお前様と離れるなど、わらわには耐えられぬのじゃ…!」こちらも罪悪感から小さな声で訴えては、それに、と教室での光景を思い出しながら次の言葉を繋いで「…それに…わらわがこうしてついていなければ、お前様に悪い虫が付くではないか…」自分がいなければどうなっていたことか。ふつふつと消えない苛立ちに頭上へ暗雲さえ引き寄せながら、甘えるように囁きそっと抱き着いて)
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