匿名 2016-12-23 19:46:02 |
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(脅しのように耳と尻尾へ同時に触れられると、入っていたスイッチが切れたようにぴゃっと飛び上がり「ぅ、わっ、わかっておる!ほんの冗談じゃ…!だから…もっと優しく…」慌ててこくこく頷きながら、拒絶はせず優しく触ってほしいと呟いて。富か幸福か、一体相手は何を願うのかわくわく答えを待っていたが、まっすぐ告げられた言葉に目を見開いては「…へ?」と気の抜けた声を上げ。相手が照れ臭そうに最後まで言い切る頃には自分まで顔が真っ赤になり「――そんな願い、いなり寿司などと引き換えでは叶えられぬわ…」実際神様を独り占めするなど普通の人間には出来ないことだと呟くが、今度はこちらがまっすぐ相手を見つめると「…じゃからのぅ、お前様。お前様も、わらわだけの男に…わらわだけの隼人になってくれるか?」引き換えに自分も相手が欲しいと恥ずかしそうに提案し)
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