匿名 2016-12-23 19:46:02 |
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(何かに取り憑かれたようにひたすら相手を責めつづけ、どれくらい唇を重ね続けたか。案外しぶとい相手に笑みを零して顔を離せば、伝う唾液を舐め取りながら「――ふむ、お前様も存外粘るのぅ…見かけによらず欲張りじゃな」と、浅い呼吸に混じって囁くように語りかけ。人間にとっては大事であろう問いかけを何の躊躇いもなく肯定されれば真っ直ぐな目にこちらがぐっと言い淀んでしまい。「…全く、お前様という人は…そ、そもそも出来るかさえわからぬというに…」真っ直ぐに求められている、そう思うと妙に騒ぐ胸元を押さえながらもごもごと呟きを並べ、やがてちらりと顔を上げて「――…良い、ぞ?お前様が欲しいと思うものならば…わらわも、わらわの子も、皆お前様のものじゃ」とはにかんだ笑みで答えて)
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