蟲 2016-11-26 12:01:37 |
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>主様
( /ロルに問題がない様で安心致しました。以下、新しく作成した息子になりますのでお目を通して頂き何か直すべき点が御座いましたら遠慮なくお声掛けください!回収した息子とは職業を覗き全く別の息子となります。この度は厚かましいお願い事を聞いて下さり本当に感謝しています /深礼 )
名前 米倉 千鶴( yonekura izuru )
年齢 27
性別 男
外見 艶のある黒髪を丁寧に切り揃え肩下辺りまで長く伸ばしてひとつ結わき。洋風の文化が押し寄せる現代にて日本らしさを求めた結果であると本人は気に入っている様子。凛とした月目の瞳は微笑むと三日月の様に折り曲がる、色は髪と同色の黒。口許は常に弧を描いている為か、真剣な面持ちになる際や怒る際などはがらりと変わった印象を与える。家に籠もりがちの性格故深緑やグレーの着流しに身を包み外出の際は上に羽織を着る。身長は178㎝と高くひょろりとした外見だが触れればやはり男らしい。
性格 柔らかな風貌を裏切らない優しく温厚な性格。緩やかに毎日を楽しみ生きて行くタイプ。生き物や植物に優しく何者においても「生命が宿るものは大切に」精神。子供大人に関わらず間違いは間違いと正し、導いてやらんとする御人好しの面も持ち合わせている為周囲からは頼られる事も少なくない。また困っているものを見過ごせない事もあってか、同時に断れない事もあってか、時には損をする事もあるのがこの男だが逆を言えば人生の経験が豊富なのだと物事を前向きに捉える傾向がある。
備考 今は亡き両親が残した小さな屋敷に独り暮らし。庭には植物が息をし、野良猫やら小鳥やらが訪れる事が多い為独りでいる事は対して気にならない様子。小説を書きながら生活をしている為家に籠もりがちだが、やれ残り物だやれ頂き物だとご近所からの訪問者が多い為人付き合いはそれなりに。
ロル __
( 嗚呼、もうそんな頃合いかと。縁側にごろりと転がる黒い其れを見詰めていた。日光の光に照らされ鳥の卵の様薄皮の下が脈打つ様が見て取れるがそれは奇妙なものを見ているという印象よりも噂話が実話に変わろうとしているこの瞬間こそが神秘的な様なものに思えて堪らなく胸を擽っていた。気味が悪いのではと問われれば答えはそうだなと頷いてしまう程の眼の前で蠢く黒い塊も己が育てたのだと思えば何故か可愛くさえ思えてしまう。此れが母親が子を授かった際に抱く母性の様なそれなのだろうか。噂話の通りに事が運べば中から産まれるは化け物となろうが口から零れ落ちた言葉は「…御前、もう直ぐ孵るのか?」などといった呑気なそれだった。思えば此れを受け取る際にも、近所に住む女が泣く泣くに持ち運び「噂の卵を子が拾ってしまった、助けて欲しい」と言われまるで飼えないので頼むと猫を差し出されたのを貰うと同じ様に大事に受け取り「なあに、心配いらないよ。」等と会話したのはまだ記憶に新しくつい昨日の様にも感じていたが。些か考えていたよりずっと早くこの子は成長を遂げてしまったらしい。育てないという手もあった筈なのにこうして育ててしまったのは持ち前の好奇心と此奴も生きているのだからといった生き物に対する己の中の底知れぬ感情の所為であり生まれんとする目の前の奇妙を目にしても新たな生命の誕生を喜ぶ己がいるのだから、此れで生まれた者に喰われようがそれは仕方のない話なのかも知れない。「…人の世に産まれるとは、御前も中々冒険家だな。」父が悪戯をした子に向ける様な、困った様な笑みをその顔に浮かべては今一度その生を確かめようと蟲卵に手を伸ばし )
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