蟲 2016-11-26 12:01:37 |
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名前 津崎 雪呼(tuzaki yukiko)
年齢 22
性別 女
外見 黒髪を胸の位置まで下ろし毛先は内側にくるりと巻いている。アーモンド型の、垂れ目でもなく吊り目でもない平凡な目で瞳は黒色、下睫毛が長いのが特徴。矢絣の和服に海老茶色の袴を組み合わせた格好。いつも困ったような微笑みを浮かべている。
性格 女学校の教師をしており論理的な考え方を持つ女性。どこか儚げに見えるのは日露戦争で亡くした弟を想ってか。淑やかな雰囲気を持ち困ったような微笑みを浮かべながらも自分の意見を容赦なく言葉にし貫こうとする態度は他教師から反感を買うことも多い。いくら他人と恋仲になろうと自分の柔らかい心の部分には決して触せない、煮え切らない態度も多く、自分に好意はなくても人には好いていてほしいという自己中心的な面も併せ持つ。
備考 それなりに大きな日本屋敷に父、母、数人の女中と暮らしていたが、ここ数年父は殆ど家に寄りつかず女中も辞めていき、今家に住むのは病んだ母と自分のみ。母の世話をし終えるとこれといった趣味もなく、父の作った屋敷で唯一の板間で揺り椅子に腰かけ日がな一日ぼうっとして過ごす。
ロルテ ...砂、乱.....?
(人の気配が殆どない広い広い屋敷。いつもはそれが酷く味気なく淋しいものに思えるのに今日この時だけはそれがとても有り難い。母を捨てて何処か余所へ行ってしまった憎い父だが、文明開化に合わせて作られたこの板間だけは素晴らしいと素直に認めよう。お気に入りのこの部屋で壁に作られた洋風の大きな窓からは満月の光がこうこうと入ってくる。その光の真ん中でヌチャリ、ヌチャリ...と気味の悪い水音を立てて卵のような物体が動いている。それは数か月前私の働く女学校の生徒から譲りうけたものだった。あの時のことは今でも鮮やかに思い出すことができる。先生、と涙目で寄ってくる可愛らしい二人の女学生。頭のリボンを翻しながら駆け足で私に駆け寄ると周りを見渡し告げ口でもするかのように声を潜めこう言ったのだ。「私たちこれを見つけてしまったのです。蟲卵を...!」恐ろしさと好奇心に目を危うい光できらきらさせながら私の台詞を待つ二人にいつもの微笑みを浮かべ期待通りの言葉を渡してあげた。「あら、それでは私が育ててさしあげましょうね。お二人は日々の勉強で忙しいでしょうから」その言葉にありがとうございます、と息をそろえて言うと授業開始の鐘の音に女生徒たちはまた走り去って行ったのだった。その時は厄介なものを手にしてしまったと思ったが趣味のない生活からか、名前を付け孵るかも分らない卵を愛でるのは中々楽しかった。だが、まさか本当に孵るだなんて誰が予想しただろうか...。未だ蠢く物体を前に私はそれが蟲卵だと認めざるをえない。震える喉を叱咤し恐る恐る上記のとおり声を掛けてみる。足はカタカタと小刻みに震え立っているのもおぼつかない。もしこれで返事でも返ってこようものなら私は本当に倒れてしまうだろう、そうこの異常事態に頭のどこかで冷静に判断している自分がいるのがわかった)
(/とても自分好みの世界観です!至らぬ所もありますが砂乱さん希望、宜しくお願い致します)
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