蟲 2016-11-26 12:01:37 |
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物語
大正後期、人々は新しい世代に向けて日々齷齪と働き続ける。
身を粉にして骨を砕き、少しの楽しみを糧にして蜜を想像し舌を腐らせ心が満つ事は無き。
働けど、働けど、暮らしが楽になる事は無く。
工場の煙突を上り雲に交じる薄汚い煙がいつしか地球の命を殺していた。
産業革命、ハイカラ企業、それは終わりの始まりだったのかもしれない。
ある者は、有害な気体を澄み渡るかの有名な山の酸素と偽り販売する。
酸素を売り捌く商店は朝から晩まで客が途絶える事が無い。
薄汚い酸素に地球は息も絶え絶えで、奇形が産まれる率が右肩上がり。
蟲卵と呼ばれるその醜悪な、馳走と生き物を喰らう化物も奇形に過ぎない。
蟲卵(チュウラン)
女学生を筆頭に広まる噂噺の一つ、都市伝説のような物。
手の平程の鶏の卵のような形をした、黒色の蟲の卵の事を指す。
蟲卵を持ち帰り名を付け温めると次第に大きくなり初の満月の夜に孵化し化け物が産まれると言う。
満月の夜に、道路に転がる猫の死体が見つかったのを切欠に生まれた話と言われる。
嘘か真か、事実満月の夜明けには道路にゴロゴロと猫や犬を始めに人間の死体が転がる様になる。
その存在はとどの詰まる所が眉唾物の噂話。
何処ぞで手に入るだとか、どこぞの商人から買うのだとか。
そうは言えど、この時代、有りもしない奇奇怪怪の事件が続くのも当たり前。
警察刑事と姿の無い化物探し等している暇が無いと死体の事など視て見ぬ振りを決め込んだ。
注意
・ネットマナー厳守
・ロル300~無制限(中級者から上級者様優遇)
・嫌われロル禁止(心情、状況詳しくする為に多少の確定、小説ロル有り)
・KEPP24時間制、KEEP時には蟲卵を拾った描写のロルテをお願いします。
・相性重視、その為ロルテ時プロフ拝見時にお断り有り。
※描写の中に肉を貪る描写、嘔吐の描写、低度のグロ描写、アングラ描写…等々の好みを選ぶ展開が有ります。体制が有る方、問題の無い方のみの参加でお願い致します。※
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