……なんつーか、まだこの感覚はなれねぇもんだな。 (自分が出来る限り睨んでやったはずなのに微動だもせず、さらりと交わすさまをぎりりと奥歯噛み締めては悔しがり。さて、口づけ以外に目の前の男を動揺させる方法はないのかと早速考え始めて。まるで向かい入れるかのような体制に村にいた頃とは全く違う扱いの差であるためか、苦笑いをしつつも歩みを進めて。)