…つーか、お前のもんだろ。婚約した時点で。 (傍に来いと言われ近づいてみれば急に抱きしめられ。しかし以前のように抵抗しよういう気も起きず、ただ居心地のいい腕の中にずっといたいと思い。微かに響く胸の音にす、と目を閉じかけたところで部屋の向こうからの声に目を開けて。「…ん、誰か来たみたいだぞ」自身としてはこんなところ誰かに見られたくなくて、もぞもぞと体動かして腕の中から抜けだそうと試みて。)