贄の子 2016-11-11 23:13:29 |
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…わかった。
(表情こそ見えないものの、相手の声色から今の状況が良くないものということは感じ取っていて。遠くから聞こえてくる鴉の声。そういえば、以前にもこういうことがあったと思い出せばどうじにあの時と同じ悪寒が背中を走り。心配をしていないといえば嘘になる。けど、妖しの世界に人間が知識もないまま首を突っ込むのは危険で、足を引っ張るだけ。それを理解しているから、付いていきたい気持ちをぐっとこらえて頷いて。「でも、無茶はすんなよ」目を合わせられない代わりに、背中に向かってそう言い切れば早足に自室の方へ向かって駆けていき。)
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