贄の子 2016-11-11 23:13:29 |
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ぶっ、…っ
(相手の口から飛び出した婚約という言葉に思わず吹き出して。幸い、口の中に何も入ってなかったからいいものを、と冗談で返すつもりでいたが己を見つめるそのまっすぐな視線に言えなくなり。けれど、すぐの頬が染まった顔は、視線を背けて。悩んでもいいということを言っているのだろう。けれど、あの時相手の思いにこたえた時から、答えは一つだということを無意識のうちにも確信していて、「――…婚約、してやってもいいぜ」照れくささより、偉そうな口調になってしまったがちゃんと伝えられたことに内心自分をほめたたえ。)
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