主 2016-10-15 17:52:35 ID:c42014d3d |
通報 |
>フランチェスカ、シルヴィア、ハービヒト、ブリジット、ALL
大丈夫…いいから、離さないで。…大丈夫だから、落ちついて。
(同乗者の最底辺階級である奴隷という立場に立ったことがない故に今の当の魔法科所属の貴族の行為の裏に果たしてどんな感情が渦巻いていたのかは定かではないものの、ただでさえ自分以外は不慣れである故に殆ど乗せるようなことはしないイヴラハヴラに乗せてしまっている手前、この状況下で当の本人が怯えきっている様子から発狂したりなどすれば件の道具を使う前に左右の甲高い振動音を奏でているシュレッダーの餌食、あるいは運よく逃れたとしても消して安全ではない状況に陥るのは目に見えていて、状況の打開以前に同乗者の精神状態がこのままでは協力も打開も難しいと考えて周囲に聞こえないように相手の鼓膜だけを無意識な魔法で振動させて、頭の中に直接語りかけられるような感覚のいつもの甲高く可愛らしいながらも普段とは違うかなり冷静…若干威厳さえ漏れだす口調と声でひとまず気を落ち着けること、そして自分の竜の上では自分に従って欲しいということを思い出させるように見えない口元を声を出さずに動かして伝えると、なんでかは解らないがフランチェスカを落ち着けている間に急に様子が変わったように一瞬素直に…というか余分な貴族らしい優越さや笑顔などを取っ払ったような態度になった相手に内心で首を傾げつつも、現状はそんなどうでもいいことに気を配っている余裕もない故に一先ずは理由なく納得して、向き直って会釈を続けるハービヒトは立場上目の前の貴族から易々と視線を外すのも失礼になってしまうのかもしれないと考えて挨拶は後に回しつつ、広範囲の探知魔法の解除を機に少し張り詰めていた空気が緩んだ様な気がして相手の言葉に耳を傾けると、若干防衛力には欠けてしまうかも知れないが先程までの三名よりは前衛が加わったことも有って少しは楽になるやもしれないと思い、少なくとも小規模ながらこれだけの生徒が揃っていれば命の危険などもかなり削減されると当の貴族の意見に同意して、同乗者であるフランチェスカは先程の様子を伺う限り眼前のご令嬢と行動を共にするのは余り芳しいとは取れないだろうが、かといって自分ひとりで単独行動をして守り切れるかと考えるとそんなに簡単に頷けるほど軽い問題でもなく、相手がもしも自分が想像する…いや、仮にそれよりも酷い状態になる様なことがあっても自分自身もフランチェスカに助けられた恩がある故に何とか助けてあげたいと思っていて、状況的には個々人の事情を除けば大分良好な状態になった故に取り合えず状況を動かそうと考えて声を上げ)
…ぜ、前衛が二人、後衛が二人…た、確かにバランスはいいですねっ。で、でもでも、き、機動力は、僕が何とかできますけど…一掃し続けても、多分停滞して消耗戦になってしまいますし…。…となると、ですけど、前衛二人先行の元援護…して頂いて、目標地点まで一気に中央突破…く、らいしかないと思うんですけど…えと、人数も少ないですし…前衛タンクがいるわけでもないですし…そ、それくらいしか…思いつかなくて、ご…ごめんなさい…。…ほ、他に何かあれば、全然それでっ…!か、構わないですっ…!
トピック検索 |