主 2016-10-15 17:52:35 ID:c42014d3d |
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>カラ、シルヴィア、ハービヒト、ブリジット(ALL)
――…ああ、どうやら我々を見て他の生徒たちも集まってきた様子でございますね。こうして此方のカラと共にいるのも単に戦う力すらも持ち合わせない自身の弱さ故、地上での戦闘が主な面々に合流した方がカラやお嬢様のお邪魔にならずに済むでしょう。寛大なお言葉の数々誠にありがとうございました、身勝手で申し訳ありませんが一度失礼させて頂きます。
(シルヴィアの言葉はまるで奴隷制度に異論を唱えた顔見知りの商人の少女のそれにも似たもの、しかし決定的に違うのは上位身分特有の憐れみも蔑みもなくただただ甘い言葉のみを吐いているということ。奴隷として身分を得たものの多くは男ならば過酷労働に身を置き女ならばその性を道具のように利用されるもの、しかしながら己の経験は頭脳や技術を認められたが故の錬金術職と容姿の異質さから変わり者の上級階級の娘のお人形といったところで。シルヴィアから感じるのはそんな幼い娘がその無垢さ故に虫の羽を引き千切る様な、生き物としての対等関係がそもそも欠けた愛玩に近い何かで、奴隷として人々の間をたらい回しにされたが故のその直感とも言える気付きに一瞬ながら抱かれた体に寒気が襲って。先ほどの動揺とは比べ物にならない強い恐怖感は奴隷として貴族の命なく勝手な行動を取ることが出来ない身に染み付いた制限すらも取っ払ってしまい、傍に先日ある一件で顔を合わせた平民の彼や眼下に微かに姿を捉えた人物の方へと不意に視線を向ければあくまで自分よりも階級の高いカラの足を引っ張らないためなどという大義名分を混ぜ込んだ言葉でこの場からの離脱を図ればカラの腰から片腕を外しポーチを漁り出し。「…おねがい、にがして。はやく…こわい、から。」残した片腕でカラの腹部辺りの服を小さく引きながら傍にいるシルヴィアに聞こえてしまわぬようか細い声で漏らしたのは明らかにこれまでとは違う隠すことすら困難になり始めた純粋な怯えの滲んだ震え声で、辛うじてゴーグルで隠し切れない口元をどうにか笑みのように口角をあげる程度にまで言い知れぬ恐怖感に支配されてしまえば、ポーチから取り出した小さな硝子玉の中につむじ風にょうなものが渦巻く魔法石をカラに見せるように腕を差し出し。その行動は暗に"下ろせないのなら飛び降りてでもこの場から離れる"そんな行動を示唆するようなもので。)
(/シルヴィア様、正しく"様"とお付けするに相応しい貴族様で…不快だなんて、むしろ本体とてもドキドキさせて頂いております(←)
皆さん集まって楽しくなってきましたね、私も少しずつですが皆さま全員に向けてレスを出来るよう頑張ってみます!技術不足で中々難しいですが、どうか温かく見守って頂ければと思います;;)
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