女子高校生 2016-06-12 16:51:04 |
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………。
(そんな過度の期待はしないで欲しい。自分にはその期待に応えられる程の技量も器も備わっていない。思い込まれて、応えられなかったら、ただ申し訳無さが後を追い、そのまま心に留まり続ける。それが忘れ難い傷になって深く刻まれる。だからいつまで経っても、優しい女の子は苦手だ。彼女の子供が駄駄を捏ねるような呟きも、己を追う足音も聞こえていた。けれどどうにも顔を向けることが出来ずにいたのは、きっとあの瞳に心を見透かされてしまいそうで怖かったからで。僅かに微動した声で大きく声を上げられた時には、思わず振り向いてしまいそうになったが、そこで何故か歩き続けた自分は何をしたいのだろうかなんて疑問さえも抱き。そのまま平常の歩く速度で階段を下り、昇降口へと出れば上靴をスニーカーへと履き変え、出口へと向かうと空仰ぎ。夕暮れの中に鼠色の曇天が入り混じっているような天気で、まさに夕立が降りそうな模様で)
(/季節の件なのですがご要望等が無かった為、七月位と勝手に決めてしまったのですが大丈夫だったでしょうか…??)
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