細かいことはいいの!、私がしたいと思ってただけだから、 (彼の様子を特におかしいとは思わずに、返ってきた返答に無理やりの答えを出しては、手に持ったハンカチを丁寧にたたみ直してポケットへ。いつの間にか廊下に落としてしまっていたカバンを拾い上げて、彼の方へち向き直り、「さて、…それじゃ、帰ろっか」先程よりも暗くなったような空を窓から見上げて、)