女子高校生 2016-06-12 16:51:04 |
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( / おうふ、なんと素敵な初回…、此方語彙力が全くありませんが、頑張って絡ませていただきますね!)
(30分程度で終わった委員会。内容は、毎朝の服装点検による指導の仕方についてのものだった。既に、カバンを持って集まっていたほかの生徒たちは、部活に行くなり、下校するなりと一人また一人と教室から立ち去っていく。自分はといえば、委員会があることを知らず、慌ててきたためカバンは、教室に置きっぱなし。ここにあればこのまま帰れたのになんて配られた資料を見つめてため息一つ。音を立てて椅子から立ち上がり、廊下へと。自身の教室へ来れば、ドアが空いていることに気づいて誰かいるのだろうかと、そっと覗き込めむと机に伏せている姿を目を捉えて。それが、近所に住む青年だということに気づけば、物音を立てずに教室の中へ入り込む。その机に近づけば、下に落ちたままのシャーペンと机の上に散らばる原稿用紙と筆箱が見えた。そして、聞こえてくる彼の寝息にああ、そうえば、宿題を忘れて教師に叱られていたことを思い出す。どうやら、彼は、その宿題をしている最中に寝入ってしまったようだった。「…おーい、こんなところで寝てちゃ、風邪引くよ?」しかし、その声量は小さく、起こそうとしている声ではなかった。いつも口を開けばひねくれた言葉を出す彼が、珍しく寝顔を晒している。それはめったにないチャンスであって。しゃがみこみ、机の上に顎をおいてそのあどけどない寝顔をだらしなく頬を緩めて見つめていて、)
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