語り部 2016-04-01 03:16:21 |
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(ホールの真ん中へと渡れば自然と手を組み替え、左手で相手の右手を軽く持ち上げ右手は相手の腰にそっと添え、ゆっくりとした足取りで曲調に合わせて踊りを始めて。仕事でなければこんなこと一生関わりたくもない、否仕事でもこんな事は凄く嫌なのだが今は致し方ないと我慢をするしかない。ダンスをしつつ視線はあたりへとやっており、こうしてくるくる回っていると変化に気付きにくくなるので余計に神経を尖らせていないといけない故に無駄に疲れてしまうもの。必要以上に体を動かしているというのも確実にあるが、それは今は腹を括って堪えてやるしかない。して、ふと視線に気付くと僅かに顔を下げて視線を相手の頭から目元まで持っていき、視線だけでなんだ、とも言いたげに微かに眉間へ皺を寄せたが再び視線を戻し、曲が中盤に差し掛かろうとした頃聞こえてきた相手の言葉には内心小さく舌打ちを零して)
あの爺……余計な事を--------、悪い。
(ぼそり、と小さな声で呟けば本名を言われると余計な情報を教えやがってと更に眉間へは深い皺が寄せられていき。はぁ、と小さな溜息を零した所でふと視線を別の所へ向けたところでスーツを着た男と一瞬だが目が合い、しかしすぐに逸らされた視線とまるで隠れるようにして動いたそれに違和感を覚えまだ途中であったが小さく声をかけると相手から離れてその男がいた場所へ向かい)
(/こちらも意外と気まぐれです故に構いませんとも、もちろんいきなり蒸発する事はありませんのでご安心を。息子は顔面の表情がやや残念ですからね←内心の思いを書こうかなと…笑背後の指は子鹿状態でいつ骨がポキリと折れるか分かりません←が頑張りますよ)
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