語り部 2016-04-01 03:16:21 |
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(ホールの中央を囲むようにして置かれたテーブルの上にはシャンデリアに負けない程の彩り豊かな食事や、煌びやかに光るシャンパンタワー等が並んでいてそれに映えるように淑女等はドレスを身にまとっていて、これだけの人数がいる中で怪しい動きするのは不可能かとも思うが逆に考えればこれだけの人が居ればあまり周りからも気にならず更には狙いやすい良い的になる訳で。少しだけ元の居た場所から移動しやけに嫌な視線を送ってくる依頼主、兼半ば父親のようにやたらと構ってくるその男の視線から逃れたい気持ちもあって。だが遠すぎず近過ぎない距離を保たなければいけないのは厄介で溜息を零した所で目の前に来た女性、見つかったかと内心げんなりしつつ見下ろし頼んでもいないのにペラペラ自己紹介をされるが依頼主から嫌という程毎日聞かされる愛娘のそれのおかげでもう情報は把握済、本当は今のターゲットはこの目の前の凛、と意思の強さを感じさせられる女性、今が恰好のチャンスなのに護衛を任されている以上その対象を傷つける事もできない寧ろ、無傷で帰さなければいけない。開いている右手を自身の腰に当てちいさな吐息を吐き「……シキだ」短く自己紹介、とまではいかないが名前を告げ何故態々接触してきた、変に遠くへ行かれるよりはマシだが近過ぎると悶々頭の中で考えていれば次第に眉間へ深い皺が寄っていき、視線を別の場所、もとい依頼主がいる方へ向けるとあの野郎嫌な笑みを浮かべていて今すぐにでも斬ってやりたい。なんとも言えない表情を浮かべつつ視線を感じて戻せば杖を見詰めている相手、僅かに目元を細めては少し杖を自身の方へ近付け何処か警戒する様にして潜められた言葉に小さく頭をかいて)
……、任務中だ。必要以上に話すつもりはない。------チッ、一曲だけだ。
(自分なりのモットーもあるがただに口下手な所もあって突っぱねるような形になってしまったが一曲の誘いを無下に断るとあの依頼主が五月蝿そうだと仕方ない、杖を左腰、ベルトに付いているホルスターへ提げて上記後半、踊りは多少は嗜んではいるが苦手だ、だがちょうどそのホールで次の曲が始まろうとしていて食事や話の合間にと紳士淑女が集まり始め、右手を差し出して)
(/きっとシキは内心アタフタでしょうが接触させてみるのは面白そうでしたのでとても良いかと思います。ダンスは苦手ですがきっと何があっても体を支えてくれるでしょう笑
ロルの方は徐々に思い出していけたらなと思っています笑まだ指が子鹿の状態ですので)
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