主、 2016-03-13 00:02:42 |
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≫恭
(相手といるとつい本音が出てしまったり、余裕が無くなってしまう事が多くなってしまうのは、それほど彼に執着しているからだろうか。「調子狂うな…」ボヤきつつ、自室のタンスから適当にTシャツを掴むとそれに着替え、足早にリビングへと向かったが、そこに相手の姿はなく。「あれ、恭?」他の同居人に声でも掛けられどこかに行ってしまったのだろうか、梓に声を掛けられたとしたらすぐに着いて行くだろうし、などと思えば苛立ちを覚え、冷蔵庫からビール缶を取り出すとプシッと空け一気に半分程飲み干して
≫春陽
…じゃ、春は俺が大変そうだったり疲れてたりしても心配してくんねぇの?
(俺なんか、と繰り返す相手に上記を告げて、小首を傾げ。彼がそんな事はないと否定するのは目に見えているし、自分が心配するのも彼が見るからに大変そうだからだが、もし…万が一、心配なんてしないと言われたらきっと、それなりにショックを受ける程度には相手の事を大事に思っている自覚はある。これまでの様に彼のすぐ側にいつも居てやれていればある程度は手助けできるが、学部も異なれば彼には恋人もいて、その役目は自分では無くなったと理解しているが、多少の懸念も感じていて
≫梓
…ちょっとからかっただけだって。んなあからさまに不機嫌になるなよ
(幼馴染の名前を出した途端に相手が仏頂面になるのを見て、苦笑してしまい少し意地が悪かったと反省し。「なにもいらないって」と相手が幼馴染の言葉を代弁するのが耳に入れば、幼馴染といえど自分は彼にとってその程度の存在で、今まで一緒に過ごした時間は何の意味もなかったのか、と少し寂しくなるがそれを隠しつつ「いーじゃん、ラブラブじゃん。じゃあ春たちに美味いホットケーキ作ってやろうぜ」と笑みを浮かべて、相手の機嫌が少しでも治るのを期待しつつ
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