主、 2016-03-13 00:02:42 |
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≫春陽
うーん…俺の大事な幼馴染の今日あった事を聞きたいんだけど、ダメ?
(自分が頼んでいる立場だというのにこいつは何をそんに心配する必要があるのだろうか、と思うが甘え下手の相手らしいと言えばらしい。ふ、とため息のように息を吐くと振り返り後ろに立つ彼の頭を撫で、上記を述べ。じっとこちらを見つめるその姿がなんだか犬を彷彿とさせ、思わず微笑み「俺、結構春のこと心配してんだよ。だから話聞かせてくんない?」なんて相手の気も知らず口説き文句にも似た言葉を掛け
≫恭
お、そんな生意気言うならつまみ用意してやんねーぞ
(悪戯っ子のような笑みを浮かべる相手に少しだけムッとすると思ってもいない意地悪を述べながらついつい気になり世話を焼いてしまうのもあまり良くないな、なんて思い。「親友」の言葉に思わず自嘲気味た笑みが零れ、自分が相手の事を親友だと思っていたのは遠い昔であり「もっと特別な存在だよ」と、不意に口から出てしまった失言を誤魔化すように濡れた瞳で見つめてくる彼の鼻をつまみ「服着て来くる」と一方的に告げてリビングから出て行き
≫梓
あー…そうだな、春は甘いもの結構好きだな
(相手のからかうような言葉に、彼の恋人であり自分の幼馴染の名前を出したのは、幼馴染の事も自分の想い人の事も自分の方が知っている、という変なプライドからだろうか。何をすれば良いかと聞いてくる相手を横目にボウルに卵をいくつか割り入れると、ボウルと泡立て器を手渡し「これ、混ぜて」と笑顔で渡し
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