人間の感情は移ろいやすい、大切だったはずの物も、好きだったはずの誰かも、不意にその価値が色褪せたように見え、大切という枠、好きという枠から弾き出される。そこに罪悪感など感じることなく、当たり前の作業として、人は色んなものを切り捨てる。