巡音ルカ 2015-08-06 19:25:43 |
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マスターの手のひらの上には銀色の金属で出来た二つのリングが乗っていた。
そのリングは片方が大きく、片方がそれより少し小さかった。
おそらく指に填める、指輪と呼ばれてるアクセサリーの一種だろう。
指輪には金属加工によって、私の髪飾りと同じ花のデザインが施されていた。
「駄目・・かな・?」と不安そうな顔でマスターは私を見つめて言う。
私は「嬉しい・・」と小さく呟きマスターを見つめ微笑んだ。
そうしてマスターは「よかった」と一言言って、小さなリングを私の右手の薬指に、大きなリングは自分の薬指に填めた。
二つのリングはよりキラキラと輝いたように見え、私は「綺麗・・ずっと大切にしますね」とマスターにいただいたリングを見つめ、嬉しそうに答えた。
「うん。僕も大切にするよ」と照れたようにマスターも答えてくれた。
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