巡音ルカ 2015-08-06 19:25:43 |
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部屋に帰るとマスターと私はリビングに向かって行った。
外はもうすっかり夜でカーテンを閉め、リビングの明かりをつけた。
おそらく、マスターはこれから夜ご飯を食べるのだろう。その間にでも私は着替えを終え、髪を整えてくるとするかと思い自室に向かおうとした時、ふいにマスターが私の腕を掴んだ。
驚いた私は振り返って、マスターの顔を見る。
マスターは少し顔を赤らめて「あの、さ、渡したい物があるんだ」と緊張したような顔をして、鞄の中から小さな箱を取り出した。
あれは、先ほど雑貨屋さんで受け取っていたものだろうか。
どうしたのだろうと私がマスターの様子を見ていると、「誤解しないで聞いてほしいんだけど」とマスターは小箱から何か銀色に光る物を取り出した。
その手に握った物を私の目の前に見せて「これを受け取ってほしいんだ」と顔を赤らめながら言った。
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