巡音ルカ 2015-08-06 19:25:43 |
通報 |
「まぁ、ちょっとした雑貨屋さんだよ」と言いながら歩くマスターの手に引かれ私は、よくわからないというような顔をしながら後について歩いた。
しばらく歩くとその雑貨屋は植物園とマスターのマンションの間位の距離の少しわき道に逸れた所にあった。
その雑貨屋はモダンな感じのなかなか素敵なお店で、私が「此処ですか?」と嬉しそう にマスターに聞くと「うん、中に入ろうか」と優しく答えながら、私の手を握り店の中には入る。
《カラン、カラン》とドアに付いていた呼び鈴が鳴ると、店の奥からマスターより少し年上らしい男性が「いらっしゃいませ」と穏やかな笑みで挨拶をした。
おそらくこの店の店員なのだろう。マスターと私は軽く会釈し店内には入った。
店内には、ガラスの小物、陶器の食器、ビーズや焼き物、ガラスのアクセサリー等、たくさんの雑貨で溢れていた。
そのどれもが優しく暖かみのあるデザインで、私は目を奪われてしまう。
そんな中「すいません。この間注文していたの出来上がっていますか?」とマスターはなにやら先ほどの店員と話しているらしい。
トピック検索 |