巡音ルカ 2015-08-06 19:25:43 |
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「気持ちいい」私は優しい暖かさに目を細め、風に靡く髪をかきあげた。
「ルカがこんなに喜んでくれるならもっと早く外に連れていってあげれば良かったかな」とマスターは言いながら、一歩前を歩く私を見つめながら囁いている。
その言葉に私は「えっ?何ですか?マスター」と言い振り返ったとき、一陣の風が吹いた。
風はマスターと私の間を何処からか連れてきた花びらと共に吹き抜けていく。
マスターはそんな中私を見つめ、呆然としていた。
私が「あの・・どうしました?マスター」とそんなマスターの元に近づき話しかけると、マスターはようやく正気になり「え?いっいや、なんでもないよ」と少し目をそらし、頬を赤らめ答えた。
私は不思議そうに小首を傾げ、まぁ、いいかと再び歩きだしくるりと振り返り「今日は何処に行くんですか?」と訪ねてみた。
すると「うーん、特にはまだ決めていなかったけど、とりあえず植物園にでも行こうか?」とマスターに提案され、私は余りよくわからないけれど「はいっ」と元気よく笑顔で答えた。
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