飛行船 2015-07-01 17:13:37 |
通報 |
>槻無さん
そうだねぇ……周りの人がこの状況を見れば、僕が君に付け入っているように見えるけれどね。
(壁を背に立つ相手のすぐとなりまで行き、いつものように冷静な声で告げる相手に笑みを零しながら茶化すように上記。相手がこうした態度を取るのは珍しいことではなく、むしろまだこうして言葉を紡げるだけの余力があるならば自分が心配することなどむしろ邪推だろうと、頭の中で考えていた言葉をかき消し。相手を見つめ、クスクスと笑う相手に「そうだね。この飛行船において、強くあることはとても大切なことだ。でも、弱さを見せる強さというのもまた、とても大切なことだよ。ユウト君」と笑みを崩すことなく軽く肩を竦めておどけるように首を傾げて)
>桐井君
いつの世も、頂点に立つ者は孤独なものだよ。巨万の富と財産を持つ王でさえ、とても孤独だ。
(窓の外を見つめる相手はどこか、傷心する孤独な存在に見えてしまうのは自分や自分の仲間たちが彼をリーダーとする面々を追いかけているからだろうか。窓ガラスに手を添える相手をただ静かに見つめていた彼が、どこかつまらなそうに吐き捨てれば不意に視線がかち合い。そんな彼へと笑みを浮かべ、ゆっくりと近づいていけば包帯が巻かれたその手に静かに自分の手を添え。「----そう。退屈も争いも、全て人が生み出したもの。いつの世だって、人は立ち止まることを拒み抗ってきたでもね、考える視点を変えれば、退屈を打ち消す面白さを生み出すのもまた人間さ。出来ないと思っていることを打ち砕き、こうして進化の道を歩んできたのが人間であるように……」まるで相手へと語りかけるように変わらぬ穏やかな口調で告げ。そっと静かに目を伏せれば、「---だから君もまた、いつかはそうした"闇"から抜け出せるよ。人間は変わっていくものなんだ。それが自分からなのか、それとも人に動かされてなのか。それはその時にならないと分からないことだけれどね……」と、変わらぬ笑みを浮かべてそっと相手の手から自分の手を離し)
トピック検索 |