提灯 2015-04-06 02:22:15 |
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(>55)吹雪
駄菓子屋は知らないか―、嗚呼、そうだよ。俺の家。
(田舎とは分かるらしいが、駄菓子屋を知らないらしい。服装からにして現代の人にしては珍しいが、若者か、今時の人は駄菓子屋を知らないのかもしれない。と頭の隅で考えつつ、一つ頷き。今はもう家だが何せ片付けがまだ終わっていないものだから、汚くて申し訳なくて。苦笑を浮かべて片腕を黒電話に伸ばそうとしたところで視線の先に相手の足元が映れば、ゆるりと視線を上げてひんやりとした手で掴まれれば一瞬、その冷たさに肩を震わせて。しかし緩い笑みを一つ顔に浮かべて「嗚呼…いや、迷子なら警察に、と思ったんだけど―…電話するだけだよ」電話が通じるのか少し不安に思いつつ、携帯を持たなくなってしまったから、今はこの黒電話に頼るしかなくて。よいしょ、と姿勢を戻せばその場にあぐらをかいて)
(/では私めもどろんいたします!)
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