提灯 2015-04-06 02:22:15 |
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(/参加許可に加え、綾人には勿体無いお言葉ありがとうございます´`*
こんな奴で良ければ嫁にでも婿にでも喜んで出させていただきますよ!(←)
まだまだ未熟者の拙いロルではありますが、綾人共々宜しくお願いしますね。
>燐
_おや、これは困ったねぇ…
(今日は午後から新しい舞台の脚本について打ち合わせをしていたのだが、自身の癖のせいか随分と時間がかかってしまった。藍色から黒へと変わりつつある空に急かされるように足を進めればやや早足で駅へと向かい。そうして無事到着した自宅前、扉を開けようと鍵を取り出したところでようやくその変化に気がついた。扉の前に置かれた不自然としか言い様のない、けれど何故か引き込まれてしまうような雰囲気を纏ったそれはどうやら古い提灯のようで。誰かの忘れ物だろうか、等と不思議に思う前に脳裏を掠めたのは今でも時折可笑しな贈り物をしてくれるとある友人の姿。留守中に来て、この提灯だけを置いて行ったのかもしれない。これらの不思議な贈り物があの友人なりの気遣いである事を知っている以上無下にはできまい。苦笑にも近い小さな笑みを溢せば一先ずその提灯を拾い、優しく指の腹で撫でるように触れてみて。折角この時間まで外に居たのだ、提灯と共に近所を一回りしてみるのも良いかもしれない。そう思い一旦自宅に入れば昔仕舞い込んだままだったマッチ箱を箪笥の奥から取り出し。マッチに火を灯し、内心どこかわくわくとした様子でその炎を提灯へと移せば軽く息を吹き掛け元の火を消して
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