ぬし 2015-03-20 18:50:55 |
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あ、もう夜遅いしそろそろ帰るね
(相手の気にしていないような回答を聞けばチラッと時計に目をやり、時計の針は夜の10時を指しており家に帰ると言えばソファーから立ち上がって帰る準備をし
気をつけろよ。
(さすがにしばらくはないと思ってはいるものの、先程の相手のことを思い出して声を掛け。ソファの肘掛けから立ち上がると戸締まりも兼ねて相手を送ろうと玄関へと向かい。)
(/今日はそろそろ寝ますね。毎日お相手してくださりありがとうございます!)
あ、うん。気を付けるよ…
(相手の顔を見ると少し微笑みながらお礼を言い。玄関へと向かえば靴を履いて「じゃぁ、またね。董香ちゃん」家を出れば家へと向かい歩きだして。数十分後、家に帰りつけばすきのまま直ぐに寝てしまい。それから数日何事もなく過ごし、約束の水曜日になり
(いえいえ!こちらこそありがとうございます!おやすみなさい)
‥‥。
(水曜日になり、ヒナミと談笑しながら約束していた古文の教科書類を一纏めにしており。ヘタレの世話をしに行きたいというヒナミと出掛ける準備を終えてから詳しい約束をしていなかったことを思い出し。)
何時に行けばいいんだろう…
(ちゃんとした時間帯を決めていなかったと思い出せば悩み、大学が終わったので高校ももうすぐ終わるだろうと思い一応相手の家に向かって歩きだして
ん、じゃあまたあとで。
(楽しげなヒナミと共に休日にも関わらずバイト先へと赴き。ちょうどいたニシキと一言二言言い合いをしている途中で相手との約束を思い出し、その場で携帯を取り出すと相手へと電話を掛け。)
……?あ、董香ちゃん
(電子が鳴り、誰だろうと上着のポケットに手を入れて探り出すと画面を見て相手だと分かると出て。「もしもし、董香ちゃん、何時に行けばいいかな…?」と決めていなかった時間帯を相手に聞いて
金木が来れる時でいいよ。
(嬉々とした様子で店長に挨拶をしてから奥へと駆けて行くヒナミの姿を何とはなしに眺めながら、普段と同じ冷静な口調で。「‥どこ行けばいい?」と此方も問い掛け。)
董香ちゃんの好きなとこでいいよ…?董香ちゃんの家でも店でも図書館でも…
(相手の家に行くのを行ったんやめると道端で話し。自分の家は場所として何となく上げずに他の場所を上げて
じゃあとりあえずアンタの家行くよ。どうせ今外だから。
(悪態をついてくるニシキに対し、眉間に皺を寄せて追い払うような仕草をしており。相手が外にいることを知らないためか、一方的にそっちへ行くことを告げると用事が済んだために電話を切り。そのあとも一言二言悪態をついてから店を出て。)
えっ…僕の家!?そ、それはちょっと…
(と断ろうとしようとするといきなり向こうに切られ、数分間耳に携帯をあてたまま固まっていて呆然とし。「僕の家かぁ……」と相手の家に行くのを途中でやめると自宅に向かって歩きだし
‥‥。
(店からしばらく歩き、相手の自宅前へと辿り着き。持ってきた古文系の教科書類の入った鞄の中身に忘れ物がないか一度確認してから、迷う様子もなくインターホンを鳴らし。)
………
(インターホンが鳴り数秒間経ってからドアを開ければ「い、いらっしゃい」と軽く苦笑いしながらドアを開けたまま相手を招き入れて自分はコーヒーの用意をして
‥?お邪魔します‥。
(苦笑いを浮かべている相手の表情に一瞬疑問ありげな表情になり。しかしすぐにいつもの様子に戻ると一言挨拶してから玄関へと入り、部屋の中へと上がり。)
インスタントコーヒーだけど…いい…?
(インスタントコーヒーを作りながら言えば相手に聞いて。お湯を沸かせばコーヒーカップにお湯を入れてテーブルのところまで持っていき。「えっと…好きなとこに座っていいよ?」と相手に言って
‥本多いな。
(とりあえず礼儀として軽く頭を下げてから部屋の中へと上がり。部屋のあちこちに見られる本の量に驚きで少し目を見開きながら適当な場所に座り。)
そ、そうかな…?
(苦笑いしながら言えばふと思い出し、本棚に近づけばある一冊の本を取り出して相手に手渡し。「これなら董香ちゃんも読みやすいと思うよ…?」と高槻短編集を相手に渡せば相手の向かいに座り
ふーん‥。
(あの時の約束覚えてたんだ、なんて淡白な声色で付け足しながらその本を受け取り。そのまま受け取った本をパラパラと捲って軽く内容を見ながら、「‥これ、話繋がってないやつ?」と軽く見た印象で問い掛け。)
ん?いや、ちゃんと繋がってるよ?
(相手の姿を見れば少し首をかしげながら言えばコーヒーを飲み。「えっと…なにから教えよっか…?」相手が古文を教えてほしいと言ったので古文の何を教えればいいか相手に聞いて
全部。
(やはり本を読む習慣のない自分にとっては一気に熱中してしまうようなことはなく、パラパラと開いていた本を一旦閉じ。持ってきた古文の教科書類を鞄から取り出しながら真顔で。)
(/今日はこれで落ちますね。なかなかタイミングを合わせられずに申し訳ないです‥。)
ぜ、全部…?
(相手の言葉を聞けば少し驚きながら聞き返すように相手に言い。全部かと思いながら教科書に目をやり、教科書に目を通せばどこから教えようか考えて
(いえいえ、大丈夫ですよ。毎日ありがとうございます!)
‥なんかどこがわかってないかすらいまいちわかんないって感じ。
(さすがに先程の投げやりにも取れる発言ではまずいと思ったのか、結論的には大して変わっていないものの付け足し。相手の様子を見ながら、「‥ていうか、現文が得意なのはなんとなく理解できるけど古文ってどう鍛えてんの?古文系のものも読んでるわけ?」と問い掛け。)
えっと……董香ちゃんに分かりやすく言うとすれば…数学にも方程式があるでしょ?方程式を覚えてないと解けないよね?そんな感じかな…だから、形を覚えるしかないよ…?
(相手の目の前に教科書を置けば言葉に続く形、意味などが載ったページを開いて見せて。更に受験に必要な部分を絞りこんで相手に分かりやすいようにノートに書き。「読んでないよ。覚えて何度も勉強しただけかな…」とノートに書きながら言えば相手にノートを渡して
‥まさか、これ全部覚えんの?
(相手が絞り込んでくれているということは教科書に書かれていた膨大な単語等と比べれば一目瞭然なものの、それでも苦手意識が強いためか息の詰まるような表情で。ノートを受け取ってその内容に視線を落とすも、やはり顔色は良くなく。)
覚えるよ。大学に受かるためだから仕方ないよ。もし董香ちゃんが合格したら後輩になるね…?あんていくでは董香ちゃんの方が先輩だけど
(ふと気づけばクスクス笑いながら相手に言って、もう一度教科書を手にとって他のページを開けるとある話が古文で書かれており相手に見せて「じゃぁ…まずはこれからやっていこっか。教科書見ながら訳してみて…?」と暗い顔の相手に言い
アンタの後輩ね‥。
(嬉しいようでもあるものの何故か悔しさも覚え、まさにそれが表に出たような複雑な表情で。相手の指定したページに視線を向けるも、苦手意識が強いせいか読む前から眉間には皺が刻まれており、持っていたシャーペンを回しながらゆっくりといったペースで訳していき。)
(/昨日は寝落ちしてすみません‥。)
嫌そうな顔だね…
(相手の顔を見れば苦笑いをしながら聞いて。歳上、歳下というのが嫌な相手からすれば仕方ないかと思いながら相手の訳しを、聞いていき。「あ、ここはこうだよ」と間違えたところを指摘すれば相手に分かりやすいように説明するため隣にいけば解説して、いつの間にか顔が相手と近い位置に来ており
(大丈夫ですよ!無理しないでくださいね)
‥いや、別に先輩扱いする気ないし。
(表情こそ先程と大して変わってはいないものの、一度息をついてからあっさりとした口調で。さすがに受験勉強だということもあってか顔色こそ冴えないものの真面目に相手の解説を聞いて書き込みをしていたものの、距離が近いことに気が付き。説明をしてもらっている手前言うのも憚れて黙るものの、意識してしまうせいかどこか落ち着かず。)
董香ちゃんらしいね…西尾先輩にもそうだけど
(相手の発言を聞けば苦笑いをしたまま答えて、何時も言い争っている西尾先輩の名前を出して。「っとこんなところなんだけど…分かったかな…?」と説明し終われば相手の方を見ながら聞いて。しかし、相手との顔が近かったのに気がつけば顔が少し赤くなり数秒間じっと相手の顔を見ていて
あんなの先輩扱いできるわけないし。
(その名前が出ると同時に片目をピクリと動かして反応し、腕を組んでさも当たり前だと言いたげな口調で。説明に相槌を打ってはいたものの頭に入っているわけもなく、相手の視線に気が付くも合わせられるわけもなくノートに視線を落としているも、意識しているせいか若干顔が赤く。)
は、ははは……
(二人が出会ったところを始めて見たときも仲が悪そうに見えたので今も当たり前のように言う相手の態度に苦笑いしかでず。「あ、ご、ごめんね!コーヒー入れてくるよ…!」数秒後にハッと気を取り戻せば相手から離れて急いで相手の分のコーヒーも入れにキッチンに行くが顔はまだ赤く、心臓の鼓動が少し早いのに気がつけば軽く深呼吸して
‥‥。
(できる限りいつも通りの自分を装って適当な返事をしたものの、緊張のせいか相手の後ろ姿に視線を向ける余裕もなく。相手の居なくなったうちに普段の自分に戻ろうと軽く呼吸をして息を整え、なるべく他のことを考えようと先ほど相手が書いてくれたノートへと視線を向けて。)
はい、コーヒー
(まだ少々顔が赤いが何とか心を押さえながら相手にコーヒーのお代わりを渡して。再び相手の向かいに座ると相手の勉強の様子に目を向けて
‥ありがと。
(先ほど意識してしまったせいか若干ぎこちなくはあるものの、いつもの調子で受け取り。そのまま珈琲を口に運んで一口飲んでから相手の方へと視線を向けると、「顔赤いよ。」とクスリとしながら指摘し。)
えっ…あ、う、うん…
(まだ赤くなってたのかと思えば苦笑いしながら相手に言って。相手の顔をちらっと見れば「董香ちゃんも少し赤いよ…?」と相手の顔を見て気づいた事を言い
気のせいだろ。
(てっきり自分の中では既に平常通りになれているのだと思っていたためか、一瞬戸惑うように視線を彷徨わせるもすぐにきっぱりとした口調で。自分のことを言われて気まずくなったのか、視線を再び教科書へと向けると「そういえば‥受験すんのに読んどいたほうがいいのとかってあったりすんの?」と問い掛け。)
えっと…ポピュラーなやつとか…例えば四鏡とか…たけとり物語とかかな…
(少し悩むがポピュラーな物を揚げれば相手に言って。相手の一瞬戸惑う姿を見れば少しクスッと笑ってしまい
ふーん‥。
(受験で出たときのためにも暇なときに軽く調べてみようと、ノートの端の方に他の字よりは小さめな文字でそのタイトルをメモしておき。相手が笑っていることに気がつくと鋭い視線をそちらへと向け、「‥なに?」と問い掛け。)
な、なんでもないよ
(相手の鋭い目付きをされるとビクッと反応して直ぐに誤魔化して。これ以上相手を怒らせまいと大人しく相手の勉強を見守っていて。「………」コーヒーを飲んでいると数時間経ち
‥‥。
(しばらく書いてもらったノートの内容を暗記したり教科書の比較的易しい箇所の訳をしており。数時間集中して疲れたのかふと顔を上げて疲れたと息をつき。)
お疲れさま。少し休憩にする…?
(本を読んでると相手の息を吐いた音に気がついてそう声をかけて。「お腹減ったならこの前店長に貰ったのがあるけど…」と貰った以降食べてなかった物が冷蔵庫にあるのを思い出してそう言い
それアンタのでしょ。
(相手の方へと視線を向けてから軽く首を横に振って否定を示し。疲れたと軽く伸びをしてからふと時計へと視線を向けるとだいぶ時間がたっているということに気が付き、「そろそろ帰る。ありがと。」と言ってから帰り支度を始め。)
うっ…ま、まぁ…でも僕はお腹減ってないからさ…
(相手の言葉を聞けば軽く目線をそらしてしまい。苦笑いをしながら言えば相手が帰ると言うので立ち上がって玄関まで送ろうと思い。「大丈夫…?もう外くらいけど…」と窓からみると外はもう暗く相手を心配して
私も減ってねーよ、昨日喰ったし。
(遠回しに取っておけと言いながら片付けを終えると立ち上がり。相手の言葉にふと窓の外に視線を向けるも、「大丈夫。それじゃまた明日。」と玄関まで歩いて行き。)
あ、うん…また明日
(と部屋を出ていく相手を見ればそう言って。その後はシャワーを浴びればそのまま直ぐにベッドに倒れ込むと目を閉じて今日の事を思い浮かべれば顔が相手のすぐ近くまで近づいたことを思い出して少し顔が赤くなるが、数秒後寝息をたてて眠り始めて
(そろそろ拉致を始めましょうか…?)
‥‥。
(帰り際にまだ店の奥に居たらしいヒナミを迎えに寄り、楽しそうに今日あったことを話すヒナミを連れて一緒に帰宅し。今日あったことを尋ねられて思わずあの時のことを思い出して顔が赤くなるものの、普段通りを装って答えたりしながら眠りにつき。)
(/そうしましょうか!拉致自体も原作通りに致しますか?もしくは金木くんが眠っているところを襲われて連れて行かれてしまい、いつまでたってもバイトに来ないことを心配して董香が来てみたところ拉致されたことを知る‥みたいなオリジナル系も考えてみましたが‥)
………
(深く眠っていた為か部屋に誰かが入ってきた事に気がつかず、侵入者に蹴られてやっと目を覚まして。侵入者をボヤけた視野で見るが、直ぐにお腹を殴られて気絶してしまい、そのまま侵入者に拉致されて
(考えた方でいきましょうか!面白そうですっ)
‥‥。
(普段と変わらない時刻に翌日もバイト先へと向かい、メニューに春物を付け足したりと準備をしていたりするうちに他メンバーも来て開店時刻となり。もちろん相手も出勤であるが来る気配はなく、おそらく寝坊だろうとイライラした様子ながらも時折メールや電話を入れ。しかし開店時刻から1時間経っても連絡はなく、仕方なしに叩き起こしに行ってくると相手の家へと向かい。)
………っ…
(数時間後に目を覚ませばお腹の痛みを感じるとお腹を押さえて。特に拘束をされているわけではなく、どこか見知らぬ廃墟に居ることが分かると周りをキョロキョロ見渡すが誰も居らず
いつまで寝てんだっつの‥。
(あくまで相手は寝坊しているだけなのだと考えているせいかイライラは増しており、起きたら一発殴ってやろうとすら考えており。相手の自宅前に辿り着いてインターホンを数回鳴らすも出る気配はなく、鍵が開いていることに気がつくと気が引ける様子ながらも中へと入って行き。どの部屋を見ても相手の姿がなく、その上出掛けたにしては携帯等の必需品がそのままであることに気が付き、慌てた様子で店長に連絡し。)
………
(拉致された場所で作業が与えられたので仕方なくやっていると知り合いの顔に気がついて、その人物に状況を聞けば今起こっている事を知り、何とか逃げ出そうと思い考えるが今はどうにも出来ず、作業が終われば一室に集められて大人しくしているとジェイソンに連れ出されて別の部屋に入れられると拘束されて
拉致‥嘘だろ‥。
(様子を見に来た店長と四方さんの見解で拉致されたであろうことと、最近の喰種たちの噂などからしてもアオギリの居場所であることがほぼ確定し。それ以降店長から救出は極めて難しいであろうということを聞かされるも勿論引く気などあるわけもなく、満場一致でそちらへと向かい。)
はぁ…はぁ……
(部屋に連れ込まれてから数時間、あらゆる方法で拷問を受けているとだんだん意識がもうろうとし始めており、グールの再生能力を弱らせる薬の効果が切れるとジェイソンは部屋を出ていき、拷問が中断されてを繰り返して
‥どこにいんだよ。
(アオギリの樹へと辿り着いたのは良いものの、喰種捜査官もちょうど突撃する頃合だったと知って思わず舌打ちし。アオギリの者達と同じマスクをしているためか比較的入り込みやすく次々と倒していきながら足早に向かい。弟がここにいることを知っているせいか身が入らないことがあり、時折一緒に行動していたニシキに悪態をつかれたりとしながらも進んでいくと、思考源であった弟が現れ。)
…………
(リゼとの会話を済ませれば髪の毛が真っ白に変わり、その直後にジェイソンが入ってくれば戦闘へとなり。数分間の戦闘後、ジェイソンを倒せば部屋を出て外の様子へと見に行くと他のグール達と捜査官が戦っていることに気がついて、脱出する行動へと移り
‥‥。
(今更話し合いで食い違いが修復するわけもなく、すぐに弟との戦闘となってしまい。勢いだけはあったものの強さの違いは大きなもののせいかボロボロに負かされてしまい、過去のことを思い出しながら「一人にしないで‥」と苦しそうながらに呟き。)
……しないよ
(相手の戦闘の音が聞こえれば急いで駆けつけて、アヤトの攻撃を受ける瞬間をお姫様だっこをしながら助ければそう言い。少し離れた所で相手を下ろせばアヤトと戦い始めて
‥‥。
(さすがに喰種の再生能力をもってしてもそこまで迅速に治るわけもなく、脳裏では相手の変わり果てた姿が離れないでいるものの痛みで思うように動くことも話すこともできず。その場に寝転がったまま後からやってきたニシキが相手を気に掛けているような言葉を聞いていて。)
(/このあと原作通りだと離れてしまって話す機会がなくなってしまうのですが‥原作通りにいきますか?それとも、台詞通りに金木くんがあんていくに来た設定や董香もついていく設定などでもと考えているのですが‥)
………
(西尾先輩と二言三言話すとまた直ぐに戦闘に戻り。徐々に有利になっていくとアヤト君を追い詰めて彼の前に立ち見下ろして「君は董香ちゃんを気づつけた…だから、半殺しだ…」と指を鳴らせば骨を半分折っていき、終わればその場を離れてあんていくの仲間たちの元に戻り
(そうですね…一緒に行動せずに久しぶりにあんていくに客として現れるをしましょう!)
帰ったらその髪染めてよ。
(再生能力が高いということもありながらそこまで時間のかかるような重傷は負っていなかったらしく、相手が再び現れる頃には残りは軽い傷と痛み程度にすらなっており。別人にすら思える相手を見ながら声を掛けてから、「それだと接客になんないし‥。」と付け足し。)
(/わかりました!それからそろそろ寝てしまうと思いますので落ちますね。おやすみなさい!)
……僕はあんていくには戻らない
(相手の一緒に帰ると言ったような言葉を聞けば相手の顔をみずにそう言って。「やらなきゃいけないことが出来たんだ…」と言えば一緒に脱出した他のグール達が付いていくと言いだしてきたので軽く微笑みながら了承して
(了解しました!ありがとうございます、おやすみなさい!)
なに‥それ。
(なんとなく嫌な予感はしていたものの、ここまでとは思っていなかったせいか上手く反応さることもできず。次々と付いて行くという人達を了承している姿を見ていたものの、ようやくといった声で、「‥か‥金木‥私も。私もアンタと‥」と付いて行きたいことを伝えようとし。)
董香ちゃんは大学行くの?…来年受験でしょ?そろそろ勉強始めないとね
(と相手の言葉を無理矢理遮るとそう聞いて、その後もまたあんていくに行くよと言えば「またね、董香ちゃん」と、少し微笑みながら言えば相手に背を向けて歩きだし
‥‥っ。
(自分に気をかけて遠ざけてくれているというのがわかるせいか、それ以上何かいうこともできずに唇を噛み締め。その背中を向けることも心理的に辛くなったのか、ニシキの制止の声も無視して相手とは反対方向に早足に進んで自分から姿を消し。)
…………
(それから数ヶ月色々な区を行き来していたが、久しぶりに20区に戻ってくればあんていくの事が気になり、時間帯的に董香ちゃんも居るかなと思うとあんていくに向かって歩き出して
‥‥。
(あれから相手やヒナミらがいないこと以外は以前と同じような日常に戻っており。今日も普段通りにバイト先であるあんていくへ辿り着くとニシキと言い合いながらもバイトをこなしており。)
…………
(店の前につくと二人の言い合いの声が聞こえるとクスッと笑い、あれから全然変わってないと思えばあんていくの扉を開けて中に入り。「久しぶり…董香ちゃん」と少し微笑めば数ヶ月ぶりに出会った相手に声をかけ
いらっしゃ‥__アンタ‥。
(まさか相手が来ているとは予想だにしておらず、普段通りに入店客に対する挨拶の言葉を言いかけ。しかし、振り返りざまに見えたのは相手の顔。驚いたように目を見開きながら言葉を失ったように相手を見つめ。)
髪…伸びたね。前とは違う髪型になってる
(相手の髪型の変化に気がつけば以前の相手の髪型と比べてそう言い「その髪型も似合ってるよ」と言えば今度は話しかけてきた西尾先輩と話して。苦笑いをしながら受け答えすれば髪の事を言われたので苦笑いをして頬をかき
‥‥。
(突然の出来事に思考が追いつかないでいるためか、相手に言われた髪に片手を触れながら生返事のようなものしか返せず。しばらく状況についていけないせいか、ニシキと会話をしている様子を呆然と見ていて。)
…どうかした?董香ちゃん
(相手の視線を感じるとそちらに視線を向けてそう言い、店長は居ないのか西尾先輩に聞けば今はいないと聞いて少し残念な気分になるが、他の皆に出会えたので嬉しく思い、前と変わらない様子で会話をし
‥何しに来たわけ?
(もちろん相手に再び会えたことは嬉しいものの
、髪のせいもあるがどことなく以前の相手とは違うような気すらしていて。一瞬視線を彷徨わせたものの、相手へと視線を向けると以前と変わらない口調で。)
えっと…コーヒーを飲みに来たんだけど…
(何だか怒っているような相手の言葉を聞けば苦笑いをしながここにきた目的を告げて。「久しぶりに董香ちゃんのコーヒーが飲めると思ったんだけど…ダメかな…?」と少し残念な顔をしながら相手に聞いて
別にそれはいいけど‥。
(特にその言葉を跳ね除ける理由もなければ、現在相手は客であるという意識もあるため視線を下げると珈琲を淹れに歩いて行き。普段通りに珈琲を淹れて相手の席へと戻ってくると、「‥今まで、どこで何してたんだよ?」と問いかけ。)
えっと……色んな区に行って調べものしたり…鍛えたり…かな
(相手がコーヒーを持ってくればありがとうと付け足すと、相手の質問に正直に答えて。コーヒーカップを手に取ると一口コーヒーを飲み。「美味しい…久しぶりの味だね…そう言えば、勉強の方はどう…?」と相手のコーヒーを味わえば相手の勉強が気になりそう聞いて
ふーん‥。
(ここから出て行ってまで何を調べているのだろうかと気になったものの、自分を連れて行かなかったことから深入りさせる気はないのだろうと口を噤み。続けざまに出された質問に、「一応アンタが書いてくれたものはできるようにしたけど、合格ラインの点数には全然‥。」と己の不出来さに思わずため息をつき。)
董香ちゃんは文系苦手だからね…
(相手の発言を聞けば相手を励ますように言い。理系を頑張ればいいと付け足せば微笑んで「董香ちゃん、前より髪型可愛いくなったね。髪も伸びて女の子らしくなった…」と数ヶ月会わなかった相手の姿をじっと見つめて微笑み
そうだけど‥。
(実際文系科目は点で駄目なせいか、受験勉強ついでに行う模擬試験でも理系の点数分文系に吸収されているの繰り返し。痛いところを突かれてぎこちない笑みを浮かべていたものの、次の言葉と視線に無意識に顔が赤くなり、「そ、そのうちまた切るし‥。つーかアンタが変わってないんだよ、相変わらず髪白いし。」と目立つ髪をちらりと見遣り。)
僕が切ってあげようか…?ヒナミちゃんの髪も僕が切ってるんだよ…?
(相手の髪の毛をまた切るという言葉を聞けば相手にそう提案して。相手の発言を聞けば相手に髪の毛を染めろと言われた日から一度も染めてないので苦笑いでごまかして。「董香ちゃんは今でもいいと思うよ…?」と相手の髪型を微笑みながらじーっと見て
アンタが‥?
(以前にヒナミに会った時に似たような話を聞かされたことを思い出し、ラテアートのときもそうであるが結構手先が器用であるということを思い返し。軽く相槌を打ったりしつつも相手の視線が此方に向いていることがわかるのか何となく視線を落としながら、「‥いつまで見てる気?」と問いかけ。)
あ、ご、ごめんっ……
(相手の言葉を聞けば少し顔を赤くしながら直ぐに目線をそらし。ごまかしの為か急いでコーヒーを口に運べば火傷しそうになり。西尾先輩にも言われたがやっぱりこの髪は目立つのかと思うと前髪を少し掴んで自分の髪の毛を見て
‥染めないの?それ。
(ちょうど時間的にタイミングが良かったのか店にいる客は少なく、お盆を持って戻ろうとしていたものの話し掛け。相手の髪を見ながら、「染めるのが嫌ならウィッグって方法もあるんだし‥。」と付け足し。)
今は…考えてないかな…似合わないかな…?
(自分の髪の毛を触っていると、突如お腹が空腹を表す音を鳴らし、数秒間黙っていたが苦笑いしながら誤魔化そうとして。「髪だけじゃなくて爪も真っ黒になっちゃったしね」と言えば相手に自分の手を見せて
どうしたらそんな風になるんだよ‥。
(以前に救われたときにも見てはいたものの、真っ黒に変色した爪を真正面から見るのは初めてであり、痛々しさに思わず眉間に皺を寄せて息を呑み。さすがに相手の空腹感に気がついたのか、「‥喰ってないの?」とこれまでどうしていたのかも疑問になり。)
た、食べてるよ…?さっきも食べたし…
(と目線をそらしながらあからさまな嘘を言えば誤魔化すためなのかコーヒーを飲もうとコーヒーカップを口に近づけるが、ないことに気がついて「董香ちゃん、お代わりいいかな…?ラテアートつけてほしい…かな」と少し遠慮ぎみに言えば少し期待して
ふーん‥。
(相手の様子からしてどう見ても嘘にしか見えないものの、食べていなければこれまでどうやって生きてきたのかわからなくなるためあえて追及することは控えておき。お代わりに対する了解の意を伝えると再び新しい珈琲とラテアートをするために戻っていき。)
董香ちゃんラテアート上手くなったかな…手先少し不器用だからなぁ…
(相手がラテアートをしに戻る後ろ姿を見るとまだ自分があんていくでバイトをしていた頃を思い出せば懐かしいように思い出し、窓の外を眺めれば20区は平和だな…と思い
‥‥。
(久しぶりに相手に出すのだしと少し慎重にやっているだけあって溢したりということはないものの、それでもラテアート自体は相変わらずといった出来具合で。ちょうど後ろにいたニシキからの言葉に苛立ったように言い返してから相手のところへと持って行き、「‥またすぐにどっか行くの?」とコーヒーカップを置きながら何気ない口調で。)
いや、しばらくは20区に居るよ…?
(相手が戻ってくれば先程の西尾先輩との言い争っていたのが聞こえてたことは黙っておこうと思い、相手の質問に答えて。「あ、上手くなったね」とコーヒーカップを覗けば相手が頑張って描いてくれたことが分かるラテアートが浮いてあり
ふーん‥。
(どうでも良さげな声色ながらも内心少し安堵もしており。自分でも不器用さはわかっているのか、以前ヒナミの髪を切ったときのような曖昧な笑みを浮かべながら、「そ、そーでしょ‥」とラテアートに視線を落としながら)
因みにこれは…犬…?
(相手の顔をみれば何だかぎこちない笑みを浮かべていることに気がつくが
あえて聞かず、しばらくラテアートをじっと見るとコーヒーカップを手に取りコーヒーを飲み始め。「また、20区を離れるかもしれないけどね…」と言えば相手を一人にしないと言った言葉が少し胸に刺さり
‥‥ウサギ。
(自分の不器用さを突きつけられた気になったものの、実際犬に見えなくもないため暫し逡巡してから予定としていたものを告げ。相手の言葉に表情を暗くすると、「‥一人にしないって言ったくせに。」と無意識のうちにに言葉が出てしまい。自分の言葉にはっとするとそそくさと相手に背を向け、ちょうど入ったオーダーの方へと回り。)
う、兎かぁ。見えなくもないよね!うん!
(相手の言葉を聞けば急いで相手にフォローを入れれば苦笑いを浮かべて。相手の暗い顔を見てさらに自分があの時言った言葉を言われればこちらも少し顔を暗くし。「…ごめんね…董香ちゃん…」と聞こえない小さな声で相手の背に謝り
‥‥。
(相手にも事情があるのだろうということくらいはわかっているものの、なぜか沸いてくる苛立ちのほうが遥かにその理解を上回っており。しばらくオーダーなどで動き回っていたものの、時間が空き相手の元に珈琲を持ってくると、「‥これ、サービスだから。」と無愛想に。)
あ、ありがとう
(相手のいつもの無愛想の声を聞くとどこか懐かしく感じてお礼を言い。「何だか…董香ちゃん怒ってる…?」と恐る恐る聞いてはコーヒーを一口飲んで。自分の態度に怒っているのだろうか、一緒に連れていかなかったことに怒っているのか色々悩み、相手に素直に聞いてみて
‥別に?
(実際に苛々としてはいたものの、バイト中であるということと上手く言葉にできないということで口を噤み。やはり相手の髪は目立つらしく、来ている客がちらちらと見ているのが視界に入り、「そういえばアンタ‥大学どうしてんの?」と自分も目が行ってしまうらしく相手の髪を見ながら。)
(/寝落ちすみません!)
大学は行ってないよ…
(相手の質問にコーヒーを飲みながら答え。周りの自分の髪を見る視線に気づくが気にしないことにしたが、やはり自分の髪が気になるのか相手も自分の髪を見ていること気づけば苦笑いをして。「董香もやっぱり気になる…?」と髪を触りながら相手に聞いて
目立つから‥あとは前とは別人みたいだし。
(それもそうか、などと言葉に出さずとも内心納得していて。さすがに見過ぎていただろうか、と相手の髪から少し視線をずらしながら一度軽く頷き、普段通りを装いながらも久しぶりだという事もあってか少し余所余所しく。)
…………
(相手の発言を聞けば店に迷惑がかかると悪いと思い、一応持ってきていた黒髪のウィッグを被ると相手を見て「どうかな…?」と聞けば軽く笑って。少しは相手の言う昔の自分に近づいたかなと思い
持ってるのかよ‥。
(てっきりそういう類のものは使わずにいるのだと思っていたせいか、若干拍子抜けした声色で息をつき。先程よりもずっと以前の状態に近い相手の姿に、「さっきよりはアンタっぽい。白い髪アンタそんなに見てないせいだろうけど。」とクスリと口元に笑みを浮かべ。)
病院に行ったりするときは被るけど…
(相手の拍子抜けな顔を見ればクスッと笑いながらそう言い。「これを被るとあんまり変わってないように見えるね…」ウィッグの毛を触りながら言うと、あんていくの中を見渡して懐かしい気分になるが、今の自分には何かが抜けたような感じを味わっていて
‥でもそのままのが良いんでしょ?
(確かにそうだけど、と一言置くも、染めたりなどをしないことから気に入っているのかもしれないと考え。相手の様子を見ていると何か思ったのか、「どうかした?」と問いかけ。)
…あんていくにいると懐かしい気持ちになるだけど…なんだか僕の中には何かが抜けたような感じがあるんだ…
(と少し悲しく微笑みながら言えば相手の入れてくれたコーヒーを飲みほし、他の店員達の姿を眺めて。しかしそこに自分は居らず、どこか羨むような目で見つめ
‥それってアンタがここに居ないからってこと?
(相手と同じように動き回る仲間の姿に視線を向けて眺め。先ほどの発言の意味を考えたものの、上手く意味が捉えられなかったのか確認するような口調で。)
どうかな…董香ちゃんが居ないから…かもしれないね
(少し冗談のような口調で言えば相手の顔を見て。「僕には万丈さんやヒナミちゃん達が居るけどね…」と言えばもし、今からでも相手を誘えば自分のところに来てくれるのだろうかと思うが、相手には大学やその他の事があるのだから自分の我が儘には付き合わせれないと迷い
‥アンタが来るなって言ったんでしょ。
(口調こそ冗談交じりな気はするものの、自分も相手がいないことで空虚感を持っていたためか少し嬉しくも感じており。相手の飲み終わったカップ類を持っていたお盆の上に置いて回収しながらポツリと呟くように言葉を吐き出してから、「そうだ、アンタしばらくはここにいるんでしょ?」と問いかけ。)
そうだね…
(あの時の事を思い出せば相手の事を自分から遠ざけたのは自分だと分かっているためか少し悲しくし。「うん、しばらくはこっちにいるよ…?」と相手の言葉を聞けばなんだろうと少し首を傾げながら相手を見て
なら明日ちょっと付き合ってよ。
(これ以上言ったところで相手の意志はあの時と変わらないのだろうと考えてそれ以上何か言うことをやめ。お盆を持ち上げて相手方へと視線を向けると、「古文の参考書買いたいんだけどどれがいいのかわかんないから。クソニシキに聞いたけど薬学部は古文専門外らしいし。」と用件をつけたし。)
もし、僕が董香ちゃんを誘ったら僕の所に来てくれる…?
(と相手の顔を真剣な顔をで見ればそう聞いて。「うん。いいよ」参考書を買いたいと言う相手の願いを二つ返事で引き受けると、相手の受験勉強を手伝うと言ったことを思い出して少ない時間を相手のために使おうと思い
(相手の
‥さぁ?そもそも連れてく気ないでしょ。
(実際に言われたら何だかんだと文句を言いながらも行動を共にするだろうと予測はつくものの、それを言葉にするのは抵抗があるのか口を噤み。相手の表情の真剣さに気がついたのかふと視線を下げ。「ありがと。」と承諾に対する礼を述べてから時間的にそろそろ閉店時刻であることに気がつき、持っていたお盆を持ち上げて戻っていき。)
分からない…なるべく董香ちゃんには人間と同じように暮らしてほしいけど…董香ちゃんの本心を聞かずに僕が決めるのも間違ってる気がするんだ…
(相手の連れていく気がないと言われれば自分の中でもまだ葛藤しており、はっきりと言えない状態で。数ヶ月ぶりに相手に会ったことで心が揺れて。「じゃぁ…僕はそろそろ帰るよ」と閉店時間が近づいたことを認識すれば立ち上がってコートをはおり
ふーん‥。
(どちらとも取れない相手の言葉と、恐らく気を使ってくれていたのだということがわかるためか強く言うこともなく。帰る様子の相手を見送ろうと出てきたニシキと共に挨拶をしてから、「‥じゃ、明日よろしく。」と先程の言葉でどうしたらいいのか揺れているためかどこか上の空気味で。)
うん、じゃぁ、また明日
(西尾先輩と相手に挨拶をすればレジでお金を払い、あんていくから出ていき。少しあるいた所に用事があるので万丈、月山達が迎えに来ており、二人と目的の場所へと向かい。用事が終われば自分達の家へと帰り明日の約束のために直ぐに寝て
‥‥。
(相手の真剣な言葉が引っかかっているのか、閉店作業もどことなく上の空で。ぼーっとしかけているせいかニシキに何度も注意されては言い返してを繰り返し、ようやく終えて帰宅するとすぐに眠ってしまい。)
…………
(目を覚まして時計を見るともう8時を回っており、起きて携帯を見ればまだ相手からのメールも電話もなく少し安堵すると服を着替えて相手からの連絡を待ち
‥やば、寝過ぎた。
(昨日バイトがないということでアラームを切ってしまっていたせいか普段よりも遅めの起床。寒さのせいか布団に入ったまま携帯を取り出すと、「いつごろなら都合いい?」とメールを送り。)
………
(運動をした後なのでシャワーを浴びて出てきては、携帯を開いてメールが来たことに気づき、何時でもいいと相手の問いに返事を返せば新しい服に着替えるためにタンスを開けて
‥‥。
(携帯を開いていたため、相手からメールがくると同時にすぐに内容を把握し。10時に駅前で集合という旨のメールを送ると携帯を仕舞い、起き上がって出かける準備を始め)
…………
(相手のメールを見ると待ち合わせ時間と場所を了承して携帯を閉じ。行く用意をしているとヒナミちゃんが起きたのでこれから出掛けることを伝えて、家を出て。待ち合わせ15分前に待ち合わせ場所に着けば相手が来るのを待って
‥‥。
(別段何かをしているわけではないものの、珈琲を飲んだりとしているうちに以前同様に待ち合わせ時刻を過ぎ。しかし10分過ぎ程度と以前よりは早めに待ち合わせ場所に辿り着くと、「‥よ。」と蹴りはしないものの相変わらず遅れてきたことへの後ろめたさのようなものはない様子で。)
おはよう、董香ちゃん
(待ち合わせしていると何だか昔を思い出して、前なら蹴られていたが今日はなかったことに少し驚きながらも、声をかけて。「じゃぁ、本屋さんに行く?」と立ち上がるとそう聞くがウィッグをかぶってないせいか周りの視線がとても気になり
‥やっぱいいよ。
(珍しい髪の色に周囲の視線がちらちらと相手へと向いていることに気がつき。しかも行こうと考えていた本屋が人通りの多い場所にあることを思い出してか、くるりと体の向きを反転させると、「本屋よりもどっか行こうよ。そんな人混みすごくねーとこ。」と提案し。)
え、でも参考書…
(と相手の突然の言葉に驚けば受験に必要じゃと思いながら相手に聞いて。更に人混みが少ないところと言われても直ぐには思い付かず、少しあたふたとしながら考えて
しばらくいるんだったら次でも良いし。
(相手が居心地悪く過ごしていたところで自分も楽しいと思えないせいかきっぱりとした口調で。とりあえず駅前というだけあって目立ってしまうだろうと配慮し、少し路地に寄り)
う、うん…どこに行こうか…?
(相手の言う人混みが少ないところと言えば公園ぐらいしか思い付かず、休日なら図書館も考えたが、勉強をしに行くわけではないので少し躊躇して
‥わかんないけど。
(言い出したはいいもののそこまで深く考えていなかったことに若干後悔を覚え。出掛けるのも大変なんだろうな、などと思いながら相手の方へと視線をちらりと向け。)
喫茶店…かな?
(苦笑いをしながら言えば少し首をかしげて、あんていく以外の店を最近いっていないのを思い出せばどうかな?と相手を誘ってみて
アンタが平気なら。
(急遽変更してしまったこともあってか、多少の申し訳なさも相手に対して感じており。大丈夫なのだろうかと確認するような視線を相手に向けながら、「この近くに確かあったと思うけど‥そこ行く?」と問いかけ。)
僕は大丈夫だよ?
(相手の自分を心配するような顔をしていたので自分は大丈夫だと言えば相手の提案した喫茶店に行ってみたいと思い「うん、そこに行ってみよう」と了承すれば相手の後を着いていき
‥ならいいけど。
(安心したように一度頷くと、その喫茶店へと向かい。駅前の近くにある喫茶店というだけあってか比較的早く辿り着き、店員に促されるまま空いている席に座り。)
あんていくと少し違うね
(店内を見渡すとなかなか広く、相手や西尾先輩みたいに口喧嘩している店員は居らず何処か新鮮さを感じで。店員に案内された席に座れば「コーヒー以外に何か頼んだ方がいいかな…?」と小さな声で相手に聞いて
いいんじゃない?この時間帯なら別に不自然でもないし。
(昼食を摂りにきたというのにはまだ若干早いようにも思える時間帯な上に、周囲も似たような状態なことから判断し。店員を呼び止めると珈琲を2つ頼み、「そういえば、私のこと連れてかなかった理由ってあんの?」と引っ掛かっていたことを問いかけ。)
………董香ちゃんにはなるべくグールの世界から離れて普通の女の子として生きていってほしかったんだ…
(相手の言葉を聞けば数秒間黙り、やっと口をあければ相手に目を合わせられないのか少しそらしながらそう言って
ふーん‥。ヒナミは?ヒナミは良かったわけ?
(相手らしい回答にやはり自分への気遣いによるものだったのかと納得し。すぐに運ばれてきた珈琲を受け取ってから浮かんできた疑問を投げ掛け、珈琲を飲み。)
ヒナミちゃんは…
(言葉につまればなんとも言えず、店員がコーヒーを持ってきたのでコーヒーを飲めば相手から少し顔をそらしながら何らかの話題を探そうとし
‥‥?まぁいいや。アンタならヒナミを必要以上に闘わせたりしないだろうし。
(言いにくい理由でもあるのだろうか、などと自分の中で結論付けるとそれ以上追及するのはやめ。珈琲のカップを一度掌で包んだままテーブルの上に置いてから、「それで‥ヒナミ元気?まだ全然会ってねーし‥。」と問いかけ。)
(/毎回のように寝落ちしててすみません‥。)
元気だよ。万丈さん達も相手してくれてるから寂しくはないと思うけど…
(相手の問いに答えるとヒナミちゃんの普段のようすや出来事を話して。「董香ちゃんはどう…?勉強とか…大丈夫…?ご飯とかは…」と相手の今の状況を聞いてはコーヒーを口に運び
(いえいえ、いつもお相手ありがとうございます!!)
痛いとこ突くね‥飯はちゃんと摂ってるよ。
(一応受験に向けて勉強は進めており、あんていくのバイトも以前よりは抑えめにしているものの、それでも文系が苦手で足を引っ張り続けているのは変わりなく。思わず微苦笑を浮かべながら珈琲を口に運び。)
(/こちらこそいつもお相手してくださってありがとうございます!)
そっか…頑張ってね。僕も受験勉強なら教えられると思うから分からなかったら聞いてね
(せめて受験勉強は手伝おうと思い相手に言って。店内を見渡すと客が増えてきたのか、少し店内が騒がしくなってきており同時にこちらに向けている視線を感じとり
ん、ありがと。
(礼を述べるとすぐに残っていた珈琲を一気に飲み干して再びカップをテーブルの上に置き。相手と同じように周囲を見回して状況を把握すると、「出る?」と声をかけ。)
董香ちゃんが周りを睨んだら皆見なくなるかもね…?
(相手のよく自分にやってくる睨んだ顔を思い出せば冗談混じりで少し微笑みながら提案してみては自分も相手と同じようにコーヒーを飲み干せばテーブルの上に置いて
さすがに無差別にしないっての‥。
(思わず苦笑を浮かべながら軽く横に首を振り。何の気なしにテーブルに置いてあったメニューをパラパラとめくって眺めながら、「‥それともそうしたほうがいいわけ?」と問いかけ。)
い、いや…よけい注目浴びるような気がするからいいよ
(相手の事だから本気でしかねないと思い、相手の言葉を聞けば急いで苦笑いしながら遠慮して。「……どうかした?」とメニューをパラパラと見始めた相手を見ると少し不思議に思い聞いて
いや‥ウチもそうだけど、人間は食べるもの多いんだなと思って。
(店に来ると珈琲を頼むことが普通である自分だが、メニューとにらめっこしている友人のことを思い返し。メニューに目を落としながら、「同じ物喰えればいいんだけどな」と呟き。)
……そうだね…
(相手の言葉を聞けば相手もやはり友達と同じものを味わいたいと思っているんだろうと思うが、叶わない願いと分かりきっているため顔が暗くなってしまい。自分ももう元には戻らないんだと分かっているが、形だけでも食べられるようにしようと店員を呼べばサンドイッチを頼み
‥喰えんの?
(相手の表情が暗くなったことに気がつき、切り上げたほうがいいだろうとそれ以上言葉を紡ぐことはなく。相手に合わせてサンドイッチを頼むも相手の過去のことを思い出し、外で食べても大丈夫なのかと心配になり。)
と、董香ちゃんは頼まなくても良かったのに!?
(相手が自分と同じように注文したことに驚けば何故頼んだか不思議に思い。「大丈夫だよ。それに…僕もビデと一緒に食事出来るようになりたいからさ」と言えばサンドイッチをなるべく普通の人間らしく食べているフリをし
‥会ってんの?その友達と。
(普段から学校の昼食時にしているようにしてサンドイッチを頬張り。無表情で飲み込んでから窓の外へと視線を向け、「大学行ってないならない、か‥。」と呟き。)
……あってないね…
(少し苦笑いしながら言えば自分も再びサンドイッチを食べるがまだ味になれず、少しぎこちない風になり。「と、董香ちゃんやっぱり上手だね…」自分より断然うまい相手を見れば軽く溜め息をついて
何回かやってけば慣れるって。
(決して美味しそうに食べているわけではないものの、当たり障りない無表情で答え。相手のぎこちない食べ方をチラリと見てから、「‥でも食べることはできるようになったんだ。」と以前の相手ならすぐに戻していただろうと思い返し。)
董香ちゃんほどじゃないけどね
(苦笑いしながら言えばなんとか全部食べきり。少し疲れた顔をするとコーヒーを飲んで紛らわし「何だか僕のせいで董香ちゃんまで見られてるね」と未だに感じるまわりからの視線に苦笑いをしながら言えば相手に一応謝罪をして
‥本当だ。
(それまで相手だけが見られているのだと思っていたためか、改めて周囲を見回してそれを知ると思わずため息がもれ。最後の一口を飲み込んでからしばらくその視線に耐えていたものの嫌になったのか、「‥行くよ。」と立ち上がり。)
あ、ちょっ、ちょっとまってよ…!?
(急いで残りのコーヒーを飲み干すと立ち上がって相手の後を追いかけて。レジで会計を済ませれば店の外にでて「何処に行こうか…?」と相手に聞いて次に行く場所を考えて
‥家、来る?
(店の外に出たはいいものの、一応駅前の店というだけあってか相手の髪に人目が集中していることに気がつき。基本どこにいてもその髪色などは目立つだろうと考え、「もしくはあんていくとかならそこまで見られないと思うけど。」と付け足し。)
もっと人が多いところなら逆に目立たないんじゃいかな…?
(人が少ないので目立つのだと思えば逆を考えて相手に言えば「遊園地とかどうかな?」と調度今日は休日なのだから人が多いだろうと思い、相手に提案してみて
アンタが平気ならどこでもいい。
(思わぬ発言に目を瞬かせるも、一理あるかもしれないと考え直し。一度納得するように頷いてから相手の方へと向き直ると、「‥行く?」と問い掛け。)
そうだね…今日は遊ぼうか…?
(少し微笑めばここから近くにある遊園地に向かうために駅へと向かい、電車に乗り。「董香ちゃんと遊びに行くのは始めてだね…」今まで遊ぶということはしたことがなく、ましてや年の近い異性とは始めてで少しドキドキしながら言い
そうかもね。
(あまりそういった所へ行かないためか、相手が向かうのに合わせて自分も電車に乗り。電車に揺られながら車窓の外へと視線を向け、「遊園地とかよく行くの?」と問い掛け。)
(/寝落ちすみません!)
いや…初めてだよ
(相手の質問をさも普通だというように答えて数十分電車に揺られると遊園地が見えてきたので相手に声をかけて「あ、遊園地が見えるよ」と電車の中から遊園地を指差しながら言い
(いえ、大丈夫ですよ)
本当だ。
(相手の指差した方向へと視線を向け。しばらくそれを目で追っていたものの、近場というだけあってかその数分後には目的地付近の駅へとつき。同じ目的地へと進む人たちの流れに乗って歩きながら、「ここってそんなに混む所だったんだ‥」と少し楽しげに。)
休日だし…やっぱり混むかな
(入場口に並ぶこと数十分後に中にはいればマップを広げれば何があるか読み初めて。「ここ…董香ちゃんが好きなあの兎のグッズも売ってるみたいだね」とマップを見ながら言えば、相手にマップを広げながら見せて
そうなの?
(相手の広げるマップに視線を落とし、兎のグッズの売っている店の位置を確認し。それ以外にも様々な乗り物や店があるのを見てからマップから視線を外し、「‥あとでその売店行っていい?」と問い掛け。)
別にいいけど…董香ちゃん好きなの…?そう言えば董香ちゃんの家にもぬいぐるみがあったような…
(相手の家に行った時に見かけたような気がして思い出そうと記憶を振り替えりながら言って。「ままずは何から乗ろうか…?」と相手が乗りたいものを聞いて
‥悪い?
(普段の自分の言動からして少し想像し難いところもあるのだろうと考えると余計に頷き難く、視線を外したままで返答し。マップを見るよりも実物を見た方が早いだろうと周囲を見回し、「あれ。面白そう。」と都内ではかなりのえげつない怖さで有名な絶叫系を指差し。)
悪くないよ。董香ちゃんの意外な1面を見れてよかった
(相手が顔を背けているのを見ると相手からしたら恥ずかしいことなのだろうと思い、否定せず。「え、えっと……い、いいよ」相手が指差したものを見れば苦笑いしてしまい、しかし相手が乗りたいと言うので了承し
‥?ああいうの苦手なの?
(自分は乗ったことがないために何とも言えないが、大体どのようなものなのかや好き嫌いの分かれるアトラクションであることは把握しており。歯切れが悪く苦笑い気味の相手へと視線を向けると、「苦手なら別のでもいいけど」と付け足し。)
に、苦手じゃないよ…?
(苦笑いしながら言えば相手が指差した絶叫系の乗り物の所へ行けば列に並んで「董香ちゃんは平気そうだよね…?マンションをかけ上がったり董香ちゃんがアトラクションみたいものだからさ」とよくマンションの上を走ったり跳び跳ねている相手を思い出せば少し羨ましがり
乗ったことないからわかんない。
(列が進んでいく度に見えてくるその物と上がる悲鳴に思わず眉を顰め。相手の言葉に「それは私がそうしてるけどあれは意志とは関係ないし。つーかやっぱアンタ怖いんじゃ‥」と苦笑いの相手を見て少し意地悪に笑い。)
(/寝落ち多くてすみません‥!明日から学校あるので今日は1時ごろには落ちると思います!)
こ、怖くないよ…っ
(相手の言葉を聞けば少し強がって言うが顔は少し青くなっており、ついに順番が来ると運が良いのか悪いのかあろうことに一番前になってしまい。「い、一番前になっちゃったね…」と苦笑いしながら余裕がないのか相手の顔を見ずに聞いて
前のが景色見えていいんじゃない?
(乗ったことがせいなのか楽しみだと言わんばかりの明るい声色と表情で。係員の言葉とともに動き出したそれの音などに驚くものの、すぐに期待に満ちた様子で早々に上がっていくのを見ていて。)
(/体調不良で昨日は来れなくてすみません‥)
ま、まぁ…そうだね…
(苦笑いをしながら言えば相手が一番前の怖さを知らないのに気がつけば言わないでおこうと思い、するといつの間にか頂上に来ていたジェットコースターが一気に落下して走り出して。「うわぁぁぁぁ!?」と叫びだし
(いえいえ、無理しないでくださいね?大丈夫ですか?)
__ッ!?すっご‥。
(想像を遥かに超える速度と落下の浮遊感に最初の一瞬こそ驚きで目を見開いて言葉を失ったものの、すぐにそれにも慣れたらしく早々と過ぎる風景を見る余裕すら生まれており。隣で絶叫している相手に、「頭下げてねーで前見てろ!綺麗だぞ!」とどこか楽しげに声を掛け。)
(/1日寝てたらすっかり良くなりました!ありがとうございます!)
む、無理だよ!?
(相手の言葉が聞こえてくれば安全バーをぎゅっと握ったまま目を瞑って相手に返答すればそれから数秒後ジェットコースターが帰ってきて停車すればボーッと座っており
(それはよかったです!)
放心かよ‥大丈夫?
(そのあとも一人絶叫系で景色や速度を満喫し、停止する頃には少し残念そうな節すらあり。満足気に伸びをして立ち上がろうとふと隣にいる相手へと視線を向けると何やら放心しているのが視界に入り、相手の顔の前で片手を緩く振りながら。)
(/心配してくださってありがとうございます!)
あ、う、うん。ごめん…
(相手の手を振るのに気がつけば周りを見てジェットコースターが止まってることに気がつけばそう言い、安全バーを外して降りれば少し歩き出すがジェットコースターの余韻がまだ残っているのか顔が青くなりながら歩き
(いえいえ、普通ですよ)
‥そこで休んでく?
(相手の表情の優れないことに気がつき、やはり苦手だったのだろうかと内心後悔も覚えており。チラリと相手を見遣った後、ちょうど空いていた近くのベンチを指さして誘導し。)
(/いやいや優しいですよ!1日空けてしまって本当に申し訳ないので‥)
大丈夫だよ…。次は何処に行く…?
(相手の顔を見れば少し無理をしながらも微笑んでそう答えると相手に聞いて。「他にも軽い絶叫系のアトラクションあるけど…?」とマップを見ながら言えば相手にも見せて
(そうですか?まぁ、気にしないでください)
いや‥いいってば。
(さすがに先程の相手を見て絶叫系を選ぶ気になどなれず、どことなく無理をしている様子だと判断すると「いいからそこ座れ。珈琲買ってくるから。」と有無を言わさぬ口調でベンチを指さし。)
(/ではそうさせていただきますね!そして寝落ちすみません‥)
え……でも…
(相手が来たことがない場所なので多くのアトラクションに乗ったりして遊びたいと思っているのではないかと思えば自分の都合で休むのは申し訳ないと思い相手の指差すベンチを見れば大丈夫だと相手に言おうとして
いいから。無理されても楽しくないっつの。
(相手へと鋭い視線を向けてから無理をしそうなところは相手らしいと溜息をつき。このままだと相手も引かないだろうと諦めると自分が先にベンチへと腰掛け、「‥ほら。」と声を掛け。)
(/またもや寝落ちすみません!)
あ…うん…
(相手の鋭い目線を見れば一瞬ビクッと反応するも相手の言われた通り隣に座れば少し相手との距離をあけて。「あ、コーヒー買ってくるよ」となんとなく気まずかったのか相手に言えばまた直ぐにたって
(気にしないでください、大丈夫ですよ!)
だから座ってろって。
(まさに自分が買いに行こうと考えていたためか若干驚いたようにその姿を見て。しかしそれでは座っている意味がない相手を引き止めるために腕を掴むと、「‥珈琲なら買ってくるから。」と引き止め。)
(/ありがとうございます!)
あ…う、うん…
(相手に腕を掴まれれば相手の方を振り向いて相手の顔を見ては頷いて、遠慮気味に座れば相手が買いに行くところを大人しく見て。周りを見れば家族連れやカップルが沢山見えて、他の人たちから見れば自分達もカップルに見えるのだろうかと思い「僕たちも恋人同士に見えるのかな」とボソッといつの間にか呟いていて
‥‥。
(せっかくなのだから自販機ではなく売店で買ったほうがいいだろうと考え、昼時ということもあってかそこそこ混み気味の列に加わり。すれ違う人々の姿を何の気なしに眺めていると自分の番になって珈琲を買い求め相手の居るベンチの方へと向かい。相手の姿が見えたところでふと足を止め、すっかり変わった相手の姿にぼーっと視線を向けており。)
(/遅レス気味になっていて申し訳ありません‥。絶対に居なくなることはしないので見捨てないでください‥!←)
………?
(周りの人達をぼーっと眺めながら相手の帰りを待っていると一点からとても強い視線を感じたので自然とそちらに顔を向けて見て。「……董香ちゃん…?」と相手の姿を捕らえれば相手が先程からこちらを見ていたのが相手だということに気がついて、ぼーっとこちらを見ている相手に近づけば相手の顔を見ながら声をかけて
(大丈夫ですよ、忙しいのは仕方ありません。見捨てませんし、楽しみに待っていますら気にしないでください)
‥‥わ、悪い。
(相手の声掛けによってようやく飛びかけていた意識を取り戻したのか、はっとしたように瞬きを一度し。相手の方へと歩いて行くと、「遅くなった」と持ってきた珈琲の入ったカップの一つを相手の手元の方へと差し出し。)
(/ありがとうございます。なるべく早くレスできるように努力しますね!)
ありがとう
(いつもの相手に戻ったのを見れば少し微笑みながら相手に言えば相手からコーヒーを受け取ってベンチに再び座り直し、コーヒーを一口飲めば相手をちらっと見て「大丈夫…?珍しいね、董香ちゃんがぼーっとしてるなんて」と普段の相手ではあまり考えられず、相手に聞いてみて
(無理しないでくださいね)
少し考え事してただけ。
(確かにそうかもしれないなどと内心頷きながら相手の隣に座り、持ってきた珈琲のカップに手を寄せており。相手の方は見ずに答えてから自分も一口珈琲を飲んで息をつき、目の前を行き交う人々の様子に視線を向けていて。)
(/はい、ありがとうございます!)
そうなんだ…?董香はあんまり悩まない人だと思ってたよ
(少し失礼にもとれる発言をすればコーヒーを再び飲んで。数分間周りの人達を見ると「カップル多いね…」と呟くような声で相手に言って
私だって悩み事ぐらい少しはあるっつの。
(鋭い視線を隣の相手へと数秒向けるものの、そこまで怒る気にはなれないのかそれ以上のことは口を噤み。相手と同じように周囲へと視線を向けると、「休日だし‥そんなもんでしょ。」と珈琲を一口飲み。)
(/遅れがちですみません‥!)
そうだね…周りからしたら僕たちもカップルに見えるのかな
(相手の顔を見れば少し苦笑いをしながら言えばコーヒーを一気に飲み干せばベンチから立ち上がって「そろそろ行こうか…?」と歩き出せば地面から水が飛び出す噴水の上を歩いてしまい、すの瞬間水が吹き出し、頭から水を被り濡れてしまえば数秒間何があったか分からずその場にたたずみ
(いえいえ、大丈夫ですよ!)
ちょ‥アンタ大丈夫?
(相手に注意しようとベンチから腰を上げて阻止しようとするも時すでに遅く、水浸しになってしまった相手を見て思わず後悔するように額に手を当て。しかしすぐに相手の傍へと駆け寄ると、「ずぶ濡れじゃん、アンタ。」と持っていたハンカチを出して相手の額の水を拭い。)
(/ありがとうございます!)
あ、あはは…大丈夫だよ
(苦笑いしながら相手に言えばハンカチで水を拭いてくる相手を見れば1歩後ろに下がって「だ、大丈夫だよ、董香ちゃんのハンカチが濡れちゃうよ…?」と遠慮しながら言えば濡れた服を脱いで濡れた頭を触り
別にいいよ。そんな大したものじゃないし。
(相手の様子を見ていたものの、眉間に皺を寄せるとそのまま先程のハンカチを相手に押し付け。「遊びにきたのに体調崩される方が悪いし。」とぶっきらぼうな口調で。)
あ、ありがとう…
(ぶっきらぼうで話す相手にお礼を言えば少し苦笑いしながら拭けば人通り拭き終わり「洗ってから返すね」と相手のハンカチをポケットにしまえば次にどこに行こうか迷い
別にそのままでもいいけど‥。
(どうせ水なんだし、と言いながらもそこまで強く言うことはせず。しかし迷い始めた相手の姿に眉根を寄せると、「それより‥濡れたままで平気なわけ?いくら暖かくなってるって言ってもまだ春なんだけど‥。」と問いかけ。)
大丈夫だよ。寒くないし
(と相手の顔を見れば軽くニコッと笑いながら答えると次に何処に行こうかと迷っていると相手のジト目を見れば苦笑いをしながら「次、何処に行こうか…?」と相手に聞いて
ならいいけど‥。
(本当に大丈夫なのだろうかという疑いで目の色は晴れないながらも、必要以上に此方が問いかけすぎるのも如何なものかと口を噤み。相手の問いかけに入園時に手にしたマップを取り出して眺めながら、「‥これは?」と空中のブランコのある場所を指さし。)
(/遅れがちでごめんなさい‥。)
そ、そうだね。じゃぁ、そこに行こうか
(相手がマップのとあるアトラクションを指差したので相手の隣に行きマップを覗けば相手が指差しているアトラクションを見れば軽く苦笑いをするが了承してアトラクションがある場所へと向かい。「董香ちゃん、お土産は買いに行かないの…?」と列に並んでいるとふと思い出して並びながら相手に聞いて
(大丈夫ですよ!気にしないでください)
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