『 御 伽 噺 』3L

【都心】
>兎穴
…変な子……あと、ちょっと怖い。
(不気味な笑みを浮かべる相手の頭の中は全く読めず。「切るわけない」と言われても、その言葉は本当であろうかと疑ってしまう。なにせ彼女の口ぶりはあまりにも信頼できそうにないものであるから。相変わらず髪を守るようにして掴んだまま、むむ…と相手の様子を伺うようにしかめ面をして。同じ『御伽噺』なのにまるで仲の悪い子たちみたいだな、と自分でも思い。まあ、仲が良いと言えるかは微妙だけれど…。
相手がベンチに腰かければ、その様子をじ、と見つめ、もう大丈夫だろうと手から掴んでいた長い髪の毛を離す。彼女から急に質問を投げかけられると、きょとんとし、思わず「え？」と声を漏らしたあと少し沈黙して考え込み。特にお世辞を言って得をする相手でもないし、彼女自身もそんな答えを期待している訳ではないだろうと踏んで、素直に上記を述べ。)

(/なんだか警戒しすぎて失礼に当たる気が…;;！！すみません…！)