《 くれよん荘 / ３Ｌ 》

>大輔
さっきは車に轢かれそうになって放心状態だったけどな（髪の毛をいじられても抵抗せず相手にもたれ掛かったままでいると背中を擦られ何故か心地良い気持ちになると「確かに車に轢かれた時は痛くて泣いてたし、怪我が治るまで落ち込んでたな」と言い、「まあ俺は無事だったんだしいいじゃねぇか」と相手を元気付けるように言うと突然の自分の腹部から情けない音がして誤魔化すために平静を装おうとし）

＞紫乃
じゃあ、取り敢えず美味い物は買って来る（ハハハと笑う相手にムッとするが一旦リビングを出ると暫くしてからリビングに再び戻って来て「じゃあ、このサインボールやるわ」と言って相手に1つの野球ボールを渡し。そのボールは自分のサインが書かれていて、しかも書き間違えた失敗作で）

＞＞紫乃
俺をパシった罪は重いだろ…って何やってんだよ！（さぞ困惑するだろうとドヤ顔で相手を指差し見下ろす様に笑みを浮かべるも、彼女の手によって掻き混ぜられるゼリーを見れば若干青ざめ慌てて手を掴み。わなわなと震えながら「何かエグいからやめろ、普通に食え」と何故か此方から頼み込んでおり）

＞＞宏海
放心状態だったのか、それに昔の経験も重なって動けなくなっちまってたんだな。マジで焦ったけど。（抵抗を見せない相手の頭に顔を寄せ、すんすんと匂いを嗅ぎながら背中を摩り続けては「泣いたり落ち込んだり、お前にも可愛い時期が有ったんだな」なんて褒めているのか冗談なのか曖昧な言葉を述べつつも優しく頭を撫で、眉を下げて笑えば「危険な目に遭ったお前に元気付けられたんじゃ俺もまだまだだな、…飯でも食おうぜ」と腹の音に堪え切れない笑いを漏らしながら相手の肩に手を置き家に入るべく立ち上がって）

＞宏海
神戸ビーフでいいよ
（勝手に相手が兵庫へ行くと決め付け高級和牛を頼み、あの厚い肉を焼けばと一人妄想を膨らませるのに夢中で相手の言葉など入ってこず。ふと渡されたボールを見れば何だと言うように眉を潜ませ「らんわ」と投げつければパンパンを手を払い

＞大輔
こうじゃないと食べれない
（掴まれた腕をチラリと見るとフッとため息をついで表情を作らないまま上記を述べ「ほら、いいからはやく手を離して」と箸を持った方の手に揺さぶりをかけて。

>大輔
心配掛けて済まななかったな（自分の頭と相手の顔がくっつくがお構い無しで相手の言葉を聞くとけなされている気がして「俺だって泣いたり落ち込んだりするぞ。甲子園で負けた時泣いたし、スランプで全然上手くプレー出来ない時は落ち込むぞ」と反論し。腹の音が聞かれ笑われてしまうと顔を少し赤くして「聞こえてたのかよ……」と口を尖らせて言うと自分も立ち上がり荷物を持って家の中に入り）

＞＞紫乃
掻き混ぜなくても食えるだろ！ま、待てよ。俺が悪かったって！（揺さぶられた腕から手を離し慌てて食器棚からスプーンを取って来るとヤケになって謝りながら王様に献上するかのごとく体勢でスプーンを差し出し）

＞＞宏海
え、いや…そりゃ心配はしたけどお前が謝る事じゃねぇよ。とにかく安心したって話。（微笑を浮かべつつ側に有る頭を優しく撫で、彼からの反論を聞けば「全部野球に関する事だな、お前らしいっつーか」と小さく吹き出して。恥ずかしそうな相手の顔を見れば未だ笑いながら「丸聞こえだったっての…んじゃ特別に俺が作ってやるか。何か食いてぇもん有る？」とお詫びに料理を振る舞うべくキッチンに入りながら彼の方を振り返って）

＞理音くん
わー、すごいです！(相手の力こぶを見ると感心したような表情で手をぱちぱちと叩くと、自分も腕まくりをして真似をしてみるが残念な結果に「わたしも筋トレしようかな…」と苦笑して。気が利く、と言われるとその前の言葉は聞こえてなかったのか「任せてください！」と嬉しそうに胸を張って)

＞大輔くん
だーいじょうぶですよ、きっと！でも、皆さんふくよかなお家って、なんだか幸せそうですよね(根拠もなく自信ありげにそう言うと、自分もまんまるくなった住人たちを思い浮かべたのか頬を緩ませて。ご機嫌な様子でクッキーをかじると幸せそうに笑い、ふと思いついたのか「大輔くんは、どんなケーキがすきですか？」と首を傾げて)

＞紫乃ちゃん
なるほど、マニアックって、そういうことだったんですね…。(こたえを聞くと相手の出してくれたヒントに納得がいきひとりで感心したように頷き、大きいの、という相手の要望はしっかり届いていたようでアイスを二つ持ってリビングに向かいひとつを相手に差し出して「紫乃ちゃんもプラモデル作ったりするんですか？」と首を傾げて)

＞宏海くん
どうなんでしょう…、紫乃ちゃん、振り袖似合いそうですね！…成人式、懐かしい友人に会えたりしてちょっとわくわくしますよね。(のこる二人の成人式組を思い浮かべながら、自身の成人式を思い出してなつかしそうな表情を浮かべてふわりと笑い。相手の心配に同意すると「お庭にビニールシートをしくとか？」と何か対策を考え始めて)

＞大輔
野球に人生かけてきたからな（頭を撫でられ続けそう言うと何か料理を作ってくれると言われ「じゃあシチューで」と少し考えてから好物の名前を挙げ、自分はリビングのソファーに腰を下ろし）

＞春奈
確かにあいつの振り袖見てみたい。皆元気にしてるかな……（会うのは中学以来という人も多く皆あの頃と変わってたりするのかと考え始め。相手の対策を聞くと「結構広範囲に敷かないとビールがビニールシートから流れてしまいそうだが」と少し問題点を指摘し）

＞＞春奈
確かに、美味しい物いっぱい食ってる証拠だもんな。それはそれで有りか…って危ねぇ、春奈に言いくるめられるところだった。（幸せそうな相手の顔を眺めれば丸々と太った入居者達が幸せそうにご飯を頬張る姿を想像し、納得してしまいそうになるも我に返って。紅茶を一口飲むと少し口角を上げ「俺はガトーショコラだな、俺でも炊飯器使えば簡単に作れるし…甘過ぎねぇだろ？生クリームのショートケーキは途中でギブ」とショートケーキに苦戦した記憶を思い起こして）

＞＞宏海
そういうのが有るって良いな。俺は人生を捧げました、なんて言える物持ってねぇよ。（人生を懸けて来た、という言葉を聞き彼が野球に打ち込む姿を思い浮かべては己とは大違いだと笑い飛ばして。ソファで寛ぐ相手を見遣り良い笑顔を作って歩み寄れば「もちろん手伝ってくれるよな？宏海クン」と半強制的に手伝わせようと目論んでおり）

>大輔
でも、野球のために勉強が犠牲になったけどな（中高生の時は野球に必死で勉強を殆どせず、いつもテストでは最下位に近い順位を取っており。しかしいつもレギュラーとして試合に出場し大会では上位の成績を収めていたため勉強が出来てなくても教師達は大目に見てくれていて。相手に笑顔で手伝えと言われると「しゃーねぇな。手伝ってやるよ」と言ってソファーから立ち上がり、流し台で手を洗い）

＞＞宏海
その分野球が充実してたんだから十分だろ。俺は中学も高校も遊んでた記憶しかねぇし。（勉強の時間も野球の練習に割いて居たのだろう、彼の話を聞き己と比較してみては小さく笑みを零して。冷蔵庫から野菜を取り出しながら「手伝ってくれるのは有難ぇけど、お前料理出来んのか？」とからかうように流し台で手を洗う相手の背中を肘でつつき）

＞大輔
確かに野球は充実してたな。練習キツかったし、監督は怖かったけど（高校時代の事を思い出せば苦笑し。相手に料理が出来るのかと訊かれると「食べるのは得意だが作るのは苦手だ」と自慢げに話し）

＞＞宏海
へぇ、それでも楽しかったんだな。すげぇよ、夢叶えちまうなんて。（相手の苦笑いを見ても野球が本当に好きだったからこそ今まで続けて来れたはずだと解れば思った事を素直に述べ。やれやれ、と冷静に突っ込みを入れそのまま肘で軽く後頭部をつつけば「それ自慢にならねぇから。…ジャガイモの皮剥いて芽取って切るぐらいは出来るか？」とジャガイモを水で洗いながら彼に視線を向けて）

＞大輔
小さい頃から絶対野球選手になるって決めてたからな（相手に褒められ嬉しさで口角を上げて少し笑い。相手に後頭部をつつかれツッコミを入れられると声を出して笑い「皮剥くあれあるか？」とピーラーがあるかどうか相手に尋ね。包丁だと上手く剥く自信が無いようで）

＞＞宏海
お前の小さい頃も見てみてぇな。将来の夢は？って聞きてぇ。（彼の言葉に幼少期の相手を思い浮かべれば元気に野球選手だと答えさせたい気持ちになり、遠くを眺めながら呟いて。万が一怪我でもしたら大変だ、なんて引き出しからピーラーを取り出せば相手に差し出しつつ「俺も料理得意って程じゃねぇからあんま頼るなよ」と先に忠告しておき）

>大輔
まあ、野球選手って答えるだろうな（あの頃の自分はまだ無愛想ではなかったなと思うといつから無愛想になってしまったのだろうかと考え。相手からピーラーを受け取ると礼を述べジャガイモの皮を剥き始め、相手の忠告を聞くと「取り敢えず不味くなければ問題無い」と言い）

＞＞宏海
…今からお前に聞く、だから子供の頃のお前っぽく野球選手！って答えてみろよ。（元気いっぱいでハツラツとした子供の様な彼の姿も見てみたいと企んだのか、何やら考え込んで居る相手の頬をつつき無茶振りを提案して。何処か納得する言葉に一つ頷いて返せば「怪我だけはするなよ、不器用くん」とおちょくる様に背後から手元を覗き込んで）

>大輔
分かった（こくりと頷くが相手に頬をつつかれると「やめろよ！」と言って相手の手を掴み。相手におちょくられると「あっ！」と言いながら手を滑らせてしまい）

＞＞宏海
はいはい、良いから元気いっぱいで答えること。…子供の頃の将来の夢は？（手を掴まれたまま愉しげな笑み見せ大袈裟に首を傾げ。彼の手からピーラーが離されたのを見ると反射的にピーラーが当たらないようジャガイモが落ちるのにも構わず相手の手を掴み上げ）

>大輔
野球選手……（本人は元気いっぱいに答えたつもりになっているが顔はどう見ても無愛想なままで。相手に手を捕まれてから流し台にピーラーとジャガイモが落下したのを見てから「手切れる所だった……」と呟き。先程の車に轢かれそうになった時よりは何倍もマシだが手の怪我も野球に支障をきたすため相手の行動にただただ感謝するだけで）

（誰か居る？）