進行役 2015-02-25 22:20:00 |
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それでは物語を進めましょう。
【主任】「しゅたいん貴様!」
【会長】「落ち着きなさい【主任】、しゅたいん、仮にも公的な場です、会長と呼びなさい、君の能力は買ってますが、限度がありますよ」
【会長】の手元にホログラムでコンソールのようなものが浮かび上がる、そこには文字の羅列と「Delete」と書かれたボタンが浮かび上がっている。会長に近いものなら皆知っている、【会長】が直接手を下す場合の最終手段、一歳の抵抗をする時間を与えず、文字通り「削除」するというもの。次の瞬間コンソールは掻き消えるが、「プログラム自体は完成している」という警告なのだろう。
【会長】「Alexandreは死にました、最近噂の【辻斬り】ですよ」
懐から取り出した写真をしゅたいんに差し出す、そこには死んだ後もズタズタに刻まれ、もはや肉塊とかしたAlexandreが写っていた。原型はもはやない、傍らに残った【企業連】のロゴが刻まれたアタッシュケースがあったとしても本人かどうか疑わいいほどに。
【主任】「その30分前にうちの重役も被害にあっていてな、それで出てきてみりゃあこのザマだ、幸い書類は無事だったよ、アタッシュケースの中だったし汚れてはないぜ」
そう言うと【主任】は血まみれのアタッシュケースをしゅたいんに乱暴に投げ渡す。
【主任】「Alexandreみたいな下っ端はどうだっていい、問題はうちの重役が被害にあったということだ、最新式の再生医療センターに運んでいるが絶望的だとよ」
【会長】「それで私が直々に動いたというわけですよ、情報屋に居場所を吐かせるつもりでしたが居ないのならば仕方がない」
出されたワインを一口飲むと【会長】は立ち上がり手を自分の前に差し出す、浮かび上がったコンソールには「connection」と書かれており、ワームホールのようなものが眼前に浮かび上がる。【会長】そこに臆面もなく手をいれると、そこからアタッシュケースを引き出した。
【会長】「今現在より一時的にアルバイトを募集します、参加者一人につき50万、発見者には追加でさらに50万、捕獲、もしくは殺害した場合はさらに100万差し上げましょう。」
【主任】「か、会長!そんなに!こいつらにはもったいない……」
【会長】「君は黙っていなさい、」
開かれたアタッシュケースには現金が大量に入っている。彼にとってはこの程度は明日金なのだろう、そのアタッシュケースは足下に乱雑に投げ捨てるように置かれる。
あなた達は【会長】の提案に乗ってもいいしのらなくてもいい、個人的に【辻斬り】に身内を殺された、または自身が被害に合いそうになったなどといった恨みで行動しても構わないですし。金銭目的で参加しても構いません。
ただし、【辻斬り】側に加担する場合、最悪【会長】【主任】が敵に回ることも視野に入れておいてください。またどちら側にもつかない場合は自動的に【中層部辻斬り事件】からはフェードアウトすることになります。
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