若様と使い/NL

溜め息なんてついてどうした?
(最近のここらは治安が悪く何とかならないかと考えながらも溜め息をついていて心配だったので上記を述べる)

___若様との時間がなくなりました。(ため息をつけば相手に見られており思ったことを不貞腐れたように口に出してしまえばハッとし「あ、すみませんっ」と弱音を吐いてしまったと思えば謝って

俺との時間?そんなの言ってくれれば何時でも作るから大丈夫。
(そんなことで溜め息なんてついていたのかと考えると少し面白いなと思いながら『何処か怪我していないか?』と尋ね)

___あっ、いえそんなんじゃッ(自分の言ってしまったことが恥ずかしく忙しい相手にわざわざ時間を作ってもらうわけにはと否定して「はいっ。若様は何処も怪我されてませんか?」自分は無傷だが相手が心配になれば近寄り

俺も大丈夫だ。なんか心配ばかりかけせて悪いな。
(いつも相手に心配ばかりさせているので悪いと思い上記をを述べると『口調や呼び方が変わっても優しいその性格までは変わらないんだな』と言い相手の方に目を向ける

__いえ、私の役目は若様をお守りすることですから。(若様を守るためなら身も捨てれます、と口にして。「優しいですか?同じ道場だった人達には怖いって言われてました」昔道場に通っていた頃は若に追いつきたく無になって練習に励んでいた為であろうと思えばきょとんとして

こーらっ。簡単に人の為に身を捨てるなんて言ったら駄目だからな。
(それはそいつらの見る目が無いだけだろと思いながら『大体本当は俺がお前を守ってやらなきゃいけないのにな。柚が近くに居てくれるだけで十分幸せだし』我ながら似合わない台詞だと思ったので落ち着かず柚の手を握り)

___幸せなんてッ(嬉しいがなれない言葉に恥ずかしくなり鬱向けば手を握られ反射的に相手の顔を見上げる形になっては「わ、若は私が守るんです」とかたことな喋り方になってしまえばどうしていいかわからず手を握り返して

ふふっ、有難う。
(手を握り返されては『柚の手は暖かいしとても安心できるな』と言い急に相手が顔を上げたのでびっくりしたが昔と殆ど同じ感じだなと思い微笑を浮かべ)

___昔はよく手繋いで走り回ってましたよね(昔を思い出せば語り、「若の手も大きくてあったかいです」と優しく微笑んでは相手を見つめて

その時はちゃんと名前で呼んでくれたのになー。
(なんで柚と居るとこんなに安心できて幸せなのかと不思議に思っていて相手の優しく微笑んだ顔を見て分かったが俺じゃあ無理だなと思い『一回でいいから名前で呼んでくれない?』と言い頼み)

__あれは小さい時でっ(すると一回でいいからと名前を呼んで欲しいと頼まれ先程も無理と言ったと言うも相手の頼みに負けては「月光。」と呼んでは照れたように頬を赤く染めては無邪気に笑って

...。やっと名前で呼んでくれたね。
(この呼び方が何よりもしっくり来ると思い相手にも無茶させたんだから自分も何かしないといけないと思い『それじゃあ俺は何をすればいいかな?』そう言い笑っている相手の頭を撫で)

__久しぶりで恥ずかしいです…(名前で呼んだのは何年ぶりだろうか少しだけ昔に戻った感じで懐かしみ、「えっ何もしなくていいですよそんなッ」と慌てては頭を撫でられ大人しくなり

いやいや、さすがに交換条件無しの訳にはいかないからさ。
(何をそんなに遠慮しているんだと思いながらも上記を述べると少し欠伸をし)

__ほ、ほらっ欠伸も出てますしそろそろ屋敷に戻りましょう"若"(欠伸をする相手を見て話をそらせば手を握ったまま歩きだしてはまた呼び名が元に戻り

んっ、そうするか。
(そう言って相手に手を引かれながら屋敷に戻る道中『明日までには決めておいてくれよな』といい足をうごかし)

___若に頼み事なんか出来ません(何もしなくて大丈夫ですからと少し呆れたように言うと屋敷につき「すぐ湯の準備しますので今日は湯につかったらすぐお休みになってください」いろいろ疲れたでしょうしと屋敷の中に入っては告げて

その頑固なところも健在だな。
(そう言い『準備が出来たら部屋に居るから呼んでもらえるか?』と相手に頼み返事が来るのをまた欠伸しながら待っていもうひとついい忘れたことに気付き『柚も疲れてるだろうし明日の朝食は俺が作るよ』といい)

__はい。かしこまりました(準備が出来ましたら部屋へ行きますと告げ、「えっ、私は大丈夫です若のお世話は私の仕事なので」といけませんと断れば「絶対駄目ですからね」と念を押して