ヌシサマ(、 2015-01-06 13:54:10 |
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>直
あんた…直だっけ?ほんっとに生真面目なんだな。こちとら言うことの半分くらい冗談だってのに。
(こうも真面目に答えを返され続けるとさすがに悪い気もしてきて肩を竦め、自分とは違いすぎる相手に最早感心するように息をついて。「ま、侍ってのは真面目なやつが多いがな」と言い足しつつ飲みさしの湯飲みを机の端へと遠ざけると、椅子と座布団を好きな方をとれとばかりに相手の前に置いて。
何故か俯いてしまいどうかしたのかと首を傾げていると、誤魔化すように辺りを見回す相手。その顔がどこか赤いことに気づけばなんとなく相手の心境がわかったような気がして、からかいがいのありそうな客を掴んだと思う反面共感できる自分もいて。普通の街なら相手の方が正しくなるはずだ。「ここらは特殊だからな、道中女たちに連れ込まれないように気をつけろよ?」と初めは相手への共感とも同情ともつかない思いからの言葉だったはずがいつもの軽口に変わっていて。「どうやって、か。どう言えば分かり易いやら…」と相手の問いには暫し考える素振りを見せ。実際どう言えば面白くなるだろうか、なんて考えていたのだが説明の仕方など限られてくる。改めて相手に目を向ければ、にんまりと口角をあげ「簡単に言うなら…口付けさ」と秘密を話すように低く囁き、この実直な男はどのような反応をするのだろうとまじまじと見つめ)
>呉
さてどうだか。
(この街に似合う、と言われても自分では今一つ理解はできず。辺りを見回しては街を歩く人達の姿と自分の姿を比べてみては面白いことを見つけたと言わんばかりに「此所ならその格好も目立たないのな。寧ろ俺みたいなのが働き手だっつうほうが目立つ」なんて言ってみて。夢喰処では派手な相手は目立つのだが遊女達の姿を見ていれば何ら違和感はないのだ。降ってきた雪から守るように此方へ傾けられた番傘をちらりと見遣り、「このくらいならなんでもねえよ」と相手の方へ戻そうと柄の部分へ手を伸ばし軽く押して。いつの間にやら時間も経っており冷えてきたなと呟けば「そろそろ帰るか」と口にし、相手はどうするのかと見つめ)
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