呪いと結ばれた運命でも─【ML/人数制限有】

呪いと結ばれた運命でも─【ML/人数制限有】

主/  2014-12-07 20:59:35 
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─古来より【呪い】の運命を背負う家系が五つ存している─

─九尾、犬神、大蛇、烏天狗、鬼の所謂、妖と呼ばれる類の者と契約し、それぞれの【呪い】の運命と、それぞれの【想い】の為に戦うのだ─


>1 世界観
>2 ルール
>3 募集
>4 主pf

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  • No.81 by 鈴懸  2014-12-18 09:40:19 

>黒羽
棚に上げるつもりはない。お前は信用できないやつだが、それを引いてもあの飼い犬は少々頭が緩い。だから俺は忠告してやったまでだ、己の行動が悪だとは思わないよ。
(実際相手の言う通りで自分の言葉からすれば相手の好意ばかりを卑下するくせに自分自身の行動を棚に上げているように思われるだろう、しかしながらこちらもこちらで言い分が存在しあくまで妖が妖としてふさわしい状態でいられるように正してやったつもりの様子で。そのことをさも正当な行為だとばかりに口にすると一息ついてから懐より煙管を取り出して。と言っても相手を害するためではなくただ単純に吸いたかったから取り出したものらしく、火付けで火を灯し灰色の吐息を放出しながら同時に溜息のようなものをつくと困ったような表情で相手を見上げて。)
…お前は少し勘違いをしているようだな。あれはあくまで俺の手駒だ、大事に囲っておくようなものじゃない。大切なのはあれが"あの男"の血筋だということだけだ。

>宵鬼
…お前は優しいな。昔会った男を思い出す。
(淡々としたぶっきらぼうな言葉でも相手の言葉はあくまでも異形の自分を受け入れたうえで発されていて、周囲の人間とは例えどんなに近くともその傍に恐れが常に存在しているような関係しか持つことの出来ない自信としては酷く優しいもので。暫く時を共に過ごしたことで徐々に気が緩み始めたのか思わずそんな内情が口から零れてしまうとくすくすと小さく笑みながら軽く口元を指で覆って。そんな相手の言葉は何処か初代の樹蛇当主を思い出させ、懐かしさに少しだけの寂しさのようなものを孕んだような小さな呟きを漏らすと、指先でするりと自分の目元を撫でて。)

>主様
(/急に本体から失礼します!以前提出させて頂いたプロフィールにもう少し過去についての加筆を行いたいと思ったのですが、その内容として初代樹蛇ご当主のお名前を出したいと思いまして。できればお名前を教えて頂けないでしょうか?もし主様がそこまでまだお考えでないのなら菖蒲と同じ科に属する檜扇(ひおうぎ)なんかいいんじゃないかな、とこちらで考えていたのですが…。
お返事お待ちしております!)

  • No.82 by 主/  2014-12-18 10:49:28 

>鈴懸様


(/おお、なんと!ぜひ加えてくださって構いません! 初代名前...樹蛇家の者は代々花の名前にしようとには決めてはいたんですが、特に自分の中で決めてはいないのでお好きに決めちゃってください! 素敵なpfお待ちしております)

  • No.83 by 宵鬼  2014-12-18 11:13:40 


>樹蛇

…人間風情に匿われるとはな。俺も堕ちたモンだ。
(例え相手に匿われずともあの状況ならば気配を消すなり立ち去るなり動き方はあった。だがそれを行動に移す前にこうして人間の手を借りた結果になってしまったのは明らかに自らの思考が鈍っていたのが原因で。愚かなのは自分の方だと言い様の無い自己嫌悪に陥ると血が滲む程に強く唇を噛み締め、その痛みにより十二分に冴え渡っている思考を更に覚醒させようとしているかの如く。提灯を棍棒に変え気配を消すと相手の横を通り過ぎる最中、脳裏を巡る言葉が溢れるように口を突いて出てしまうもそれにすら気付いていないようでこのまま立ち去ってしまうのが良いだろうと気配を消したまま徐に立ち止まり月を見上げ)


>鈴懸

ッは、その言い方意味深に聞こえンぜ?
(相手の口から自然に紡がれた言葉が鼓膜を震わすとやはり胸の内に生じるのは動揺で。優しくなんかない筈の“鬼”と言う存在が根底から覆されるようなその言葉は自らを否定されているような気さえもし、然しながらその動揺と驚き、果ては一縷の感情さえも押し殺し欠片も表面に出してしまわぬよう努めた結果返した言葉は茶化すような物であり。まるで以前相手が想いを寄せていた男の事を話しているようだと、それが有り得ない事は百も承知で単なる冗談として口にしては程無くして階段の手前で歩みを止め。来た時同様相手の体をそっと抱き上げ指先にまるで重量など感じていないかのように軽々と車椅子を引っ掛けると、頭上で輝く月に視線を向けつつ階段を降り始め)

  • No.84 by 主/  2014-12-18 11:20:38 

 ! keep二日/キャラリセ五日 !

『狐京家』
! 狐京家当主

! 九尾の狐

『犬飼家』
! 犬飼家当主

! 犬神

『樹蛇家』
! 樹蛇家当主
>4 / 樹蛇菖蒲

! 大蛇
>14 / 鈴懸

『烏丸家』
! 烏丸家当主

! 烏天狗
>27 / 黒羽

『四鬼家』
! 四鬼家当主

! 鬼
>17 / 宵鬼


! 随 時 募 集 中 !

  • No.85 by 樹蛇菖蒲  2014-12-18 11:34:19 

>宵鬼さん


......待って!
(今更なぜ自分でもこんな行動をとったのかなんて分かるはずもなくて、脳に刷り込まれた膨大な知識を持ってしても感情はとてもやっかいで、心は人それぞれ違うものだから未だにその真実は理解されていない。冷える蔵に、ぼんやりと青白い月明かりが照らせば相手の持っていた提灯が棍棒へと変わり、癪に障るようなことをしてしまったと反省しつつ、不意に気配が消えては通り過ぎる相手、咄嗟に相手の腕を掴んでは引き止めて「...あ。えっと、すみません、本当に。当主として無礼は詫びます...あと、その、血が滲んでるのでどうぞ、使ってください」と視線を彷徨わせてはなぜ引きとめたのか、分からないまま言葉を紡げば微かに切れている唇に、一度手を話すと袖の奥から牡丹の刺繍された手拭を差し出して半ば無理矢理持たせると、困った様な笑みを浮かべて相手に背を向けると蔵の奥に進んで行き「色々...本当にすみませんでした。もうすぐで結界を張ります―今度はすぐに破られないよう、強く張りますので、怪我をする前に退散してください」振り返らず、小さく呟けば眉を下げて微笑んで。しかし相手が居る間は結界は張らないのだが、なぜこう言わなくてはいけないのか。これも敵対するが故かと思えばその場に腰を下ろしてはその場所は結界の印が血文字で描かれており、確かに破られたため、消えかかっており、袖の奥から短刀を取り出しては左の掌に刃を突き立てて血を流し、指を下にしては滴る血を見つめ、指先まで伝わったのを見れば「――陰、…淨、殺―界...」何やらブツブツと呟きつつ、まずは印だけを修復していき)

  • No.86 by 黒羽  2014-12-18 14:02:57 

>鈴懸くん

-------だとしたら、拙僧の命を狙うのは何故?悪だと思っていないなら、そこまでの殺意を抱く理由が拙僧には解せないんだけど?
(言い分を述べる相手の言葉は一見ご最もに聞こえる。事実あの犬は些か他者を信用しすぎるきらいがある。そういう意味では相手の言うとおりなのだが、その行為を悪いと感じていないのなら何故その現場を見た自分が狙われなければならないのか。変わらず笑顔だが、目つきはどこか鋭く相手を見つめ。「ふーん・・・・それはまた。随分利己的な言い分だ。君が人間だったら、拙僧は君を餓鬼道に突き落としてやりたいよ」餓鬼道は生前贅沢をしたものが落とされる場所。死後の相手を導くにはピッタリだと鼻を鳴らしつつ、相手の家の当主であるあの青年を思い浮かべては軽く目を細め。「・・・・人間は、拙僧たちの道具じゃあないんだよ?」なんて善人のようなことを言って)

  • No.87 by 鈴懸  2014-12-18 22:34:56 

>宵鬼
…その出会いにどれだけの意味があろうと、今となっては所詮過去のことだ。
(相手がどういうつもりでそんな言葉を口にしたかは分からないが、その言葉を真っ向から否定することもどうやら出来ないような複雑な過去が存在するらしく、どこか悲しみを覚えているような少しだけ沈んだ声色で言葉を返すとそっと目を伏せて。行きのように軽々と抱き上げられ階段を下りていく間、少々の疲れを感じてか相手の胸板に身体を預けながら、ある程度相手を信頼しているものの視覚的に行きより落ちてしまいそうな不安に駆られてか軽くその肩につかまると静かな真夜中でさえよく聞いていなければ聞き逃してしまいそうな弱々しささえ感じる囁きを相手に向けて。)
…一人きりの自分に救いの手を差し伸べるやつが現れたとしよう。そいつの手を取れば弱くなってしまうとしたら、お前はどうする?一人きりの孤独を貫くか?…それとも、そいつの手を取るか?

>黒羽
そんなこと、お前には関係ないだろう。それとも何だ、理由を言えば素直に殺されてくれるのか?
(確かに相手を殺したいのは自身が犬を唆した現場を見られたからだけではない。しかしながらその理由を自ら明かすなど相手に更なる、現時点で握られた事実よりはるかに確固とした弱みを晒すことに等しく、煙に巻くような物言いでごまかすと煙管を吸い。「…どの口が言うか。それに駒とは言ったが使い捨ての道具とは違うさ、将棋の王将のようなあくまで守るべき存在だ。もっとも、守りたいのはその存在ではなく役割、血統だけだがな。」まるで善人のような物言いでこちらを諭す相手を鼻で笑ってから言葉をつづけると口から灰色の吐息を漏らし。自身が守るべきものはあくまで樹蛇の血筋、ひいては当主という肩書きに属する者であり、その個人に対する執着など皆無な旨を口にすれば至極つまらなそうに自身の前髪を弄り始めて。)

  • No.88 by 宵鬼  2014-12-18 22:40:12 


>樹蛇

…良いのか。俺を逃がして。
(自らの呟きに気付いていない為に不意に腕を掴まれ制止の声を掛けられれば驚いたように僅かに目を見開き。幾分か落ち着いてきた思考の中、未だ何か用があるのかと一瞬思案するも答えは至極簡単な物で。戦闘はしないとは言え今此処で自分を易々と逃がす事は普通に考えればしないだろう。そう勝手に判断してしまっていた手前、差し出された手拭を見ればまたも驚きに目を見開き、その上紡がれる謝罪の言葉に再度動揺する羽目となり。何故敵対している相手にこんな事をするのかが心底理解できず受け取らずにいれば半ば強引に押し付けられた手拭を結局は手中に収め、結界を張る故に立ち去るよう忠告までしてくる相手を眉を潜めて見据え。全く、人間の感情はいっそ面倒な程複雑で何を考えているのかわからないものだ。早速結界を張り直そうとしているらしい相手の背に呆然と佇んだまま静かな声色で問い掛けて)

  • No.89 by 鈴懸  2014-12-18 22:49:09 

名前/鈴懸(スズカケ)
年齢/20歳(実年齢不詳)
身長/171cm
武器/毒牙、煙管(煙に含ませた毒を蔓延させる)

容姿/ひょろりとした優男じみた容姿だがその体は肋骨がほんのりと浮き出る程に痩せほそっており筋力に劣る。銀色に輝く白い髪を口許まである前髪は目前が見えるよう緩いM字を描くよう流し、後ろ髪は項が隠れるほどだらんと伸ばしっぱなしになっている。伏せ目がちの瞳は青みがかった深い紫色で、肌は病的に青白い。項や耳の裏など皮膚が薄い部分には乳白色の鱗が生えており、首を一周する縫合の跡を普段は包帯で隠している。また足にも固く包帯が巻かれ、引き摺っても傷付かないようにされている。その左足首には金色の鈴、銀色の鈴がひとつずつ赤い紐で結わえてある。
普段は人の形を取るものの本来の姿は乳白色の鱗を煌めかせた大蛇。また生まれの由縁からか髪を小さな蛇たちに変えることも出来、情報収集の足掛かりとなっている。
人の姿を取る際は濃紺に銀灰色のストライプが入った着物に銀糸で鱗模様が施された帯、濃い灰色の羽織を纏い羽衣のような薄布を頭に被せ顔を隠している。

性格/恐ろしいほどの知識を有するがために物事への興味を無くし、日々を退屈だと嘆きながら生きるひねくれ者。人間を興味の対象と見ており、あることないこと囁き引っ掻き回すのが現在の楽しみ。呪いの間は共に時を過ごせど呪術者の願いが叶えばひとり冷たい土に埋められる、という贄としての記憶から人間に対し愛憎の念を、そして孤独を至上とするのに本心ではどこかで他人との絶対的な関係を求めてしまうという矛盾した思いをうちに秘めている。

備考/過去、矛盾した思いの果てにある妖を唆しその関係を破滅に追いやる。
元が蛇なだけあり人の姿を取っていても足が自在に動かず、そのため移動は這うことのみ。外出時は樹蛇の家の者に木製の車輪がついた椅子(車椅子)に乗せてもらう。 陸上では圧倒的不利を被るが水中では自在に泳ぎ回ることができ、これが樹蛇家の呼び名を「蛟」とさせた由縁である。

歴史/その起源はある呪いにより殺された蛇の思念の集合体。白い蛇の首を落としその頭が骨になるまで首に飾って祈り続ければ想い人の心臓を射止めることが出来る、という呪いの流行がそもそもの切っ掛け。
名付けたのは樹蛇初代で、その由来は瞳の色に似た花をつける「鈴懸草」という野花から。
かつて人間に恐れられ一人きりだった頃、自分を退治する為にやってきた樹蛇初代「樹蛇 檜扇(たつき ひおうぎ)」の言葉や人柄に諭され傍につくようになった。そうして時を共に過ごすうち当主への恋情を抱いてしまうものの当主は暫くして嫁を取ることを決意する。人と妖であり男同士、何をしても娘に適うはずもなく、呪いに使われていた生前のように幸せな二人を見ながら消えなければならないことへの恐怖に向かい合うことが出来ず彼の子孫たちを守ることを引き換えにその血族へ呪いを掛ける。それが樹蛇家に呪いを掛けた理由である。
烏天狗を殺そうと狙うのも犬神の一件から相手が勘ぐり、いつかこのことが露見してしまうことを恐れるためである。

(/主様返答ありがとうございました!早速プロフィールに過去のこと、主に樹蛇家へかけた呪いの根源に当たる部分について書かせて頂きました。なんだかねちねち昔のことを引き摺る面倒な男になってしまいましたが、引き続きお相手よろしくお願いします。)

  • No.90 by 黒羽  2014-12-18 22:53:01 

>鈴懸

いいや?でも、理由も知らずに殺されるのは些か癪ではあるね。
(どうせ殺されるのなら、という前提の上では知っていて殺されるのと知らないで殺されるのでは断然前者の方がマシで。ただ、どちらにせよ殺されるつもりなど到底ないからか鼻で笑っては笑み。「これでも一応、神様やってたくらいには善良な教えは持ってるよ。ちょーっと方向転換しただけで。それに、君とは違って拙僧は当主のことをちゃんと愛でてる。一代一代、生まれてきた愛し子を自分の子のようにね。---------そういう意味では、君よりもよっぽど善良だと思うけど?」血筋しか大切にしていない。その考えは自分にとっては有り得ないもので。これではあまりにも菖蒲が可哀想だと内心思いながら、小さく息を吐き。ふと相手をチラリと見て。「・・・・あーあ。こんな妖怪の傍にいさせるくらいなら、君が隠したい秘密でもバラして拙僧が可愛がってあげたいくらいだよ」つまらなそうに髪を弄る相手に目を細くて呟けば、大きく腕を伸ばして)

  • No.91 by 宵鬼  2014-12-18 22:57:28 


>鈴懸

(相手の言っている“男”とは恐らく樹蛇家の初代当主なのであろう。その男と相手の間に一体何があったのかは定かでないが、その声色を聞いた限り明らかなのはその過去を悲しんでいるようである事のみであり。恐らく何も言わない方が良い、と言うよりは自分には何の言葉を掛ける事も出来ない事をわかった上で無言で居り、ただゆっくりと階段を下りて行き。肩に掴まるのを見ればやはり抱えられている側は足が付いていない事もあり不安なのだろうと察すれば一段一段踏み締めるように歩みをゆったりとした物に変え、そこに投げられた問いに一瞬足を止めそうになるのを寸での所で耐えその遅い歩みで誤魔化し。相手の問いが過去の自分に丸ごと重なってしまうと、今更選択の余地も無く手を取ってしまったのは自分だと心中密かに自らを嘲り。一人は寂しい物だ。自分はその孤独に耐える事が叶わず、愚かしくも人間の手を取ってしまった。自責の念が思考を埋め尽くし深まる自己嫌悪を少しも表面に出す事無く微笑むと呑気な口調で答え)
さァな。難しい事ァ俺にはわかんねェよ。ただ俺は、孤独を引き換えにしてまで強さを望んじゃいねェな。

  • No.92 by 樹蛇菖蒲  2014-12-18 23:18:19 

>宵鬼さん


──今日、今回だけですよ。次からは容赦しません。
(結界の印だけをとりあえず完成させれば後は結界を張る発動させる呪を唱えればいいだけ。その出来に少し満足気に頷けばどうやらまだ居たらしい相手に問掛けられては眉を下げて微笑み、呟けば座り込んだまま振り返り「私だって、樹蛇家当主を背負っていますから、次来たら首を討ち取ります。今回はまぁ...ちょっとした気まぐれですよ」と付け足しては困った様に笑みを浮かべて。こんなこと、鈴懸に知られたら怒られるだろうし、使用人にももしかしたら本殿の更に奥にある部屋、何重にも張られた結界の中に閉じ込められてしまうかもしれないが、それでも後悔はしていないので、悔やむ気にはなれなくて。手拭使ってくださいね、と指をさしては告げて結界に向き直り、再び短刀で左の掌を突き立てては血をなじませて)

  • No.93 by 主/  2014-12-18 23:19:41 

>鈴懸様


(/素敵なpfの再提出ありがとうございました! こちらこそ、癖の強い奴ですがよろしくお願いします!)

  • No.94 by 鈴懸  2014-12-19 00:15:01 

>黒羽
…少なくとも、あいつが嫁を取って跡継ぎを作るまではお前にはやれないな。それからならお前にくれてやってもいいぞ。
(正直自分にとって樹蛇の家の者は初代が残した大切な血筋であると同時に初代に抱かれた女の子孫でもあり、それが枷となってか愛しいと思うことも逆に憎いと虐げることもやり切れずにいて。それでも自分と初代の約束は"樹蛇の血統を守り続けること"であり、本心冗談かもうかがい知れない飄々とした物言いで現当主への非常に利己的な思いを口にすればゆっくりと腰を据えていた石から地面へ滑り落ち、傍にあった車椅子を近づけそこに腰掛けなおし。「…長話が過ぎたな、身体が冷えてしまった。取り敢えず現段階では菖蒲には手を出すな。」人の姿を取っていてもその実態は所詮蛇、寒さにはあまり強くないようでふるりと小さく身を震わせてから相手に視線を上げると、釘を刺しておくのも忘れずに軽く挨拶をした後神社から立ち去るべくゆっくりと車椅子の車輪を回し始め。)

>宵鬼
俺は…弱くは、なりたくなかったな…。ずっと一人でもいられるような、強さが欲しかった。…永久に一緒だということは、永久に孤独の恐怖に怯えるのと同じだ…。
(相手の声はその声色こそ笑っているような、呑気で柔和な返事のように聞こえたがその言葉が自身としてはどうにも他人事のようには聞こえず。まるで自分自身のことを言っているような、そうでなくともとても近しい誰かを語るような重みのある言葉に自分との共通点を感じたのか顔が窺えないように軽く俯き、薄布をそっと引き寄せながらぽつぽつと言葉を漏らし始めて。相手を人間だと思い込んでしまっているからこそかもしれない、狡猾な恐れの体現者であるはずの大蛇に似つかわしくないほどの、弱音にも近い内に秘め続けていた思いを言葉にのせ伝えれば、取り入れたばかりの蛇の頭が原因か寂しさと恐怖と、積もり積もった思いにずきずきと痛みを訴える胸を押さえながら小さく唇を噛み締めて。)

  • No.95 by 黒羽  2014-12-19 00:41:59 

>黒羽

---------そう言われたら、ますます今のあの子を奪いたくなっちゃうよ。
(相手は初代の血筋を大事にしている。けれどもそれを大事にしきれない理由がある。相手が自分を狙うその鍵があるのだろうか。そう思えばニッコリと笑い上記を述べ。やはり相手はどこまでも利己的。自分が相手を嫌うのは、単純に命を狙われているからだけではなく。「・・・・君みたいな傲慢な妖に、純粋な人間を弄ばせるのは俺が許さない」そう呟けば、車椅子を押して帰ろうとする相手の前を阻むように業火を撒き散らし。善良な人間を弄ばれるというのは、こんな自分になっても許せはしない。例え戦うべき対象が自分よりも弱い存在であっても、それは変わらず。羽を羽ばたかせれば、鳥居の上に立ち。相手に立ちはだかるようにしては睨みつけ。「君の傲慢に付き合わされる身にもなれ。いい加減、それに付き合うのも面倒なんだよ」そう述べては、錫杖を相手に突きつけ)

  • No.96 by 宵鬼  2014-12-19 00:50:13 


>樹蛇

…人間ッてのは理解出来ねェな。
(言うまでもなく簡単に捕まる訳が無いが此処は相手の支配する場、敵を捕らえるのにこんなにも適した場所は無いと言うのにその機会を易々と手放そうとしているのを見ればわざとらしい溜め息と共に呟き。自ら意図した結果でないとは言え、またもこの人間に恩義を受けてしまいこんな事では現在は不在である当主に見せる顔が無く、何処か鬱々とした気分ながら一先ず退こうと相手に背を向け。掛けられた言葉の通り口元を手拭いで拭えば「あァ、そう言えば」歩みを進めたものの不意に立ち止まり思い出したように口にして。「お前の目、中々悪くねェ。気ィ向いたら奪いに来てやるよ」振り返り口角を上げて告げるは果たして命を奪うと言う宣戦布告か否か、それだけ伝えれば棍棒を肩に担ぎ再度気配を消すと大きく跳躍し傍にあった大木の枝の上に着地し)


>鈴懸

…ンなモン諦めろ。一人で生きていける奴なンざ何処にも居やしねェ。手ェ取る程孤独に怯える羽目になッても縋るしかねェんだよ。
(先程から感じてはいたが、相手の様子はどうにもおかしく普段と違っているのは歴善であり。こんなにも弱々しい相手を目の当たりにしたのは初めてで、それも何故よりによって敵対する相手に弱味を見せるのかが理解出来ずに僅かに眉を潜め。孤独に怯えているのだろうか。相手の様子から率直に読み取ればそんな風に見え、こんな時に掛ける言葉を知らない己は思ったままを口にし。相手はどれほど長い間こんな思いを抱えて生きていたのだろうかと考えてもわかるはずの無い事に思考を向け、その孤独に耐えてきた相手を弱い等と言える訳が無く。言葉を次ぐ声色にはつい先程までの少しばかり真剣味を帯びた雰囲気は何処にも無く、飄々とした口調に戻っていながらも伝える言葉は紛れも無い真実で)
…お前は弱くなんかねェ。お前がどンだけてめェを非力だの弱いだの言ったって俺が否定してやらァ。

  • No.97 by 鈴懸  2014-12-19 01:33:26 

>黒羽
…純粋ね、お前にはそう見えているのか。あれがどれだけ他に優しかろうが何だろうが、俺は人間を善だとは思えないな。
(進路を阻むように放たれた業火は一定の距離があっても煮え立ってしまいそうな程の熱を感じ、無理に進むことも断念し目前の相手を見上げると至極面倒臭そうにため息をひとつつき。確かに樹蛇家の現当主に関しては純粋で生温いほどに優しい心を持っていると思っている、しかしながら彼も生前の自分を何度も斬首した者達と同じ人間で、容易にその存在を完璧な善と見ることは出来ず。その旨を口にした後身動きの取れない状態に困ったとばかりに車椅子の肘掛けに肘をつきその上に頬を乗せると、包帯の巻かれた自身の首を軽く絞めるようにして握りながらそっと口を開き。)
もし人間が善ならば、何故俺が悪とされなければいけない?人間に奪われ、傷つけられ、与えられた感情の報いに傲慢になって何が悪い?…俺は、その程度の傲慢も許されないほど確固たる悪なのか?

>宵鬼
…お前は、俺にも"あいつ"にも似ているな。人の子でなければ、俺の傍に置いておきたいくらいだ。
(相手の内情はまるで自分のように寂しさや孤独感が渦巻いているようなのに、その口から零れる言葉はその言葉選びこそ粗雑ながらかつて愛した男のようにゆったりと受け止めるような優しい響きがあり。相手が人間でなければ自分の理解者になってくれるのでは、などと考えてしまうくらいに彼の言葉は心地よくうっかり露呈したくない程の内面さえさらけ出してしまいそうで、そんな自分を戒めるよう、相手が人の子だと己に言い聞かせるように明確にその言葉を口にすると一度吐き出したせいで中々しまいきれない寂しさの感情に僅かに瞳を揺らしながらそっと相手の顔を見上げて。)

  • No.98 by 宵鬼  2014-12-19 01:53:50 


>鈴懸

…ッは、俺を傍に置きたいッてか?
(相手の言葉が鼓膜を震わす刹那、その一言に今度こそ思わず足を止め。まさか相手は今の今までずっと自分を人間だと思っていたのだろうか。俄には信じ難いが確かにそれならば相手が自分に対しこんなにも弱音を吐いているのも身を委ねて来るのも納得出来、一つ小さな溜め息を吐けば再度ゆったりとした歩みを再開し。これは相手に明かしてやるべきなのか否か、仮にこの場で自分の立場を明らかにした際の相手の反応を想像してみるが驚く所までは想像出来てもその先がどうなるかわからず。どちらにせよ階段を下りきるまではこのままで居るつもりである為にわざわざ今明かさずとも良いかとは判断しては相手の言葉を否定も肯定もせず笑みを漏らして問い掛け。自分のような者が仮に相手の傍に居た場合、さぞ波瀾万丈な毎日となるのであろう事は用意に想像が付き苦笑を浮かべて答え)
止めとけ。こんな奴くッ付いてちゃァ身が保たねェぜ。

  • No.99 by 黒羽  2014-12-19 02:03:46 

>鈴懸くん

------勘違いしないでくれ。俺は人間そのものを善と言ってはいないよ。
(業火の手前。相手のすぐ前に降り立てば、変わらぬ表情で相手を睨み。一体どれだけの思念を溜め込んだのか。大蛇という特性上相手がそれを許せないのは止むを得ないのかもしれない。けれども----自分を感情を持つもの。それは見過ごせなくて。「君が人々に虐げられ、そうした奴らへの思いが集まって生まれた者なのは当然理解している。しかし、だからと言って善良且つ関係のない無実な人間を傷つけるのは筋が通らない。それは君が憎む身勝手な人間がやることと何も変わらない」恨みを理解しないわけじゃない。自分を憎むのも構わない。でもそれに、人を利用するのは違う。きつく錫杖:を握り込み。必死に冷静さを失わないよう深い呼吸をすれば、「俺は君が傲慢になるのを致し方ないと思う。だからこそ君に恨まれることも許せた。樹蛇家当主への扱いも見逃してきた。君の情念を考えれば人間が受けるべき罪としては妥当だろう。その為に誰かが犠牲になるのも致し方ない。-------だが、流石にもう俺は見過ごせない。だから決着をつけないか。鈴懸」と低い声で述べれば相手を見据え。結局命を狙っている相手を見過ごせない。善人から抜けきれない自分に吐き気を覚えながら、相手の返答を待って)

  • No.100 by 樹蛇菖蒲  2014-12-19 06:16:35 

>宵鬼さん


...分からないのが人間で、面白いものですよ。
(指先まで血をなじませては聞こえてきた言葉にふふ、と小さく微笑んで。この頭の中にある膨大な知識を持ったとしても人間、その人自身を全て理解するなんて到底できなくて。だがそれがまた面白いところで、好奇心が湧いてくるもので。それは己自身も関係なくて、言動なんて到底理解できない。不思議なものだ、と内心思っていれば不意に聞こえた相手の言葉に眉を下げて「おやおや...それは、私の命ですかね...? ふふ、だとしたら困りますねぇ」どこか楽しそうに笑みを零して紡げば、この、戦わないという選択肢の道を歩んだらどうなるのか少しだけ興味が湧いてきたがそれは叶うものかと疑うも小さく笑みを零しては相手の気配が消えたのを感じると結界を張る詠唱を初めて)

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