校長 2014-12-02 14:40:45 |
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一方、学校が見える丘の上、まだ若き狼が町の様子を眺めていた・・・
「随分・・・長かったな・・・ 確かここの学校って自分みたいな人間・・・ではないよね。
・・・町では異形の子って言われてたもんな・・・
うまくやっていける気がしないよエトナさん・・・」
その目は、不安しかなかった。
人から避けられた一族の中でも、さらに避けられる“異端”とも呼ばれる存在
家族に捨てられ、孤児院でも馴染む事が出来なかった極端なまでの異端児だった
その“一匹の若狼”が、未知の生活を始めようとしていた・・・。
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